内容説明
本書は、カフェの歴史を追いながら、そのユニークな文化発祥の現場にふれられるものである。
目次
第1章 ニューモード、カフェの出現
第2章 十八世紀―カフェの本格的開花
第3章 十九世紀―カフェの発展と変遷
第4章 二十世紀―カフェの新展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oDaDa
1
絶版の丸善ライブラリーから一冊。啓蒙時代、世紀末、狂騒時代、実存主義の本拠地とカフェ文化の変遷の中でどのような人物が来たかという点では一番よく纏まっていると思われる。タヴェン、ブラッスリー、ビストロ、キャバレーの微妙な語彙の違いの説明もある。アブサンについての記述は時代の制約上仕方ないが、カフェ文化に位置付けている本は意外と少ないので及第。サルトル、ボーヴォワール、マルロー、カミュの実存主義、そしてボリス・ヴィアンのジャズ時代まで、サンジェルマン・デ・プレにカフェ文化が移った後の記述が充実していて嬉しい。2022/02/09
鈴木誠二
1
27年前、著者の訳書「映画あるいは想像上の人間」を大学生時代に卒論の資料として読みましたよ……(遥かなる道ほどに遠い目)。フランス、特にパリを中心とした文化揺籃の場所としてのカフェの移り変わりを図版と写真とともに体感できるかもね。2014/06/10
Miyabi
1
8月に読んでいた本の再読。 図書館から借りていつも読んでいるけれど…欲しいなぁ…。 3年生になったら買っている気はする。 カフェについて学ぶなら持っておいた方がいい、かも。2013/10/01