内容説明
急激に発展する、知覚センサー開発。ロボットは私たちを超えるセンサーを身につけ、あらゆる分野で活躍をはじめている。最新の理論装備をして、学問の境界線を横断する応用物理学の分野においても、知覚研究は実用性、将来性ともに非常に高い。本書は、知覚について、専門的用語を使わずに学術的詳細を述べた絶好の入門書である。
目次
色は客観的に測れるか
色とは何か―ニュートンをも誤らせたもの
色知覚の不思議
ものが見えるとはどういうことか―視覚初期過程の分子メカニズム
においの科学
味覚と嗅覚の物理―化学情報の識別と電気信号への変換機構