内容説明
世界が注目している黒川紀章。黒川建築の詩情豊かな、もう一つの魅力にせまる。著者自身による詩、少年時代の衝撃、構想から実現までの秘密が語られる。
目次
第1章 伝統と現代の共生(新薬師寺への畏敬の念をこめて;花数奇 寡黙と饒舌の花;濃密な江戸の情念;天界に通ずる呪術か)
第2章 環境と建築の共生(畦道をロックのリズムが;夕涼みのテラスはビールがいい;未確認飛行物体か;永遠の平和の誓いのために;赤肌の砂岩が紅に染まる;如庵のテラスが水面に囲まれて)
第3章 象徴と抽象の共生(不安と希望へ向けて進んだ探検;曖昧な光の中の木立)
第4章 父と引いた一本の線―構想から実現まで