出版社内容情報
前田将多[マエダショウタ]
内容説明
「電通」の理不尽エピソード満載!「電通新入社員自殺事件」でブログが話題に。元コピーライターによる激白エッセイ!
目次
第1章 電通という会社(みんなギリギリなのだ;鬼十則と富士登山 ほか)
第2章 ダイジョーブか、広告業界?(たとえばCMの仕事;オレは何屋さんなんだ ほか)
第3章 ダイジョーブか、みんな?(お前らに何がわかる;そんなことで、やつらに勝てるんかい! ほか)
第4章 お客様は神様か(未来に届け、僕らの涙声;ラブホテル村に行きたくはないのか ほか)
終章(不寛容という見えない敵に;カッコよかった男たち)
著者等紹介
前田将多[マエダショウタ]
コラムニスト/株式会社スナワチ代表。1975年生まれ。米国ウェスタン・ケンタッキー大学を卒業して帰国後、法政大学大学院に進学し、中退。2001年、株式会社電通に入社。主にコピーライターとして勤務し、電通のインドネシア拠点での勤務も経験した。2015年に株式会社電通を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
18
同僚から薦められた。文章は軽妙で、楽な気持ちで読み始めたが、よく言っても愚痴の羅列。一見、自戒をしているようだが、実はひたすら広告マンたちを擁護し、非常識な広告主たちを批判する。途中でむかついてきて、とても不快な気持ちになった。「俺たちは正しいのになぜ、バカな広告主たちは分からないのか」「ホント、あいつらには困っちゃうよね」という話。そこには電通社員であったことと広告マンであることの不遜な驕りが透けて見えた。でも私の同僚は「とても面白かった」と言っていたので、全く個人的な感想ですが・・・2017/03/08
highsax @ シンガポール
15
★★★★☆ 元電通マン(コピーライターとして15年間勤務)が広告業界を語る一冊。タイトルだけ読むと広告業界を憂いている本のようだが、広告業界に限らず、全業種に対して働き方を問うている本。社会人なら、「あるある」と頷ける一冊。ストレートな物の言い方、分かり易い表現でとても読みやすい。 社内外のしがらみをくぐり抜け、体を張って頑張っている広告マンに尊敬の念を感じずにいられない。メッセージ性が強く主張が一貫していていい本です。 2017/10/16
フォイ
4
元電通社員のエッセイ。第2章のCMが出来るまで手順説明している部分は臨場感があった。クライアント至上主義がブラック企業化に繋がることはよく分かった。それ以外は愚痴が中心で何を読まされていたのか、、。タイトルとはじめにと内容が違うベクトルを向いている感じがする。2020/09/29
日向夏
4
これは良本だった。広告業界の話なんだけど、社会一般に通じる提言であり、示唆に富むものだった。相手の都合を考えるというのは、人として、社会として当たり前なことだと思うのだが、少なくとも広告業界ではそうでもないらしい。「お客様は神様である」という状態は、早く脱却したいものだ。2018/04/01
kuma suke
4
プロにはプロの仕事をさせてくれ。そして、人間らしく働きたい。2018/01/04