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追いつめる親―「あなたのため」は呪いの言葉

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  • サイズ B40判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784620323190
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0095

内容説明

人間関係がうまくいかない、生きている実感がわかない、怒りがコントロールできない…そんな、満たされない感覚が常にあるのだとしたら、もしかしたらあなたも、被害者であり加害者なのかもしれない―「あなたのため」という親から子への依存の闇を照らす「親子救済」の書。

目次

第1章 「あなたのため」という呪い
第2章 「どうしてできないの?」という凶器
第3章 “いい子”ほど危ない!
第4章 「子供の出来は親次第」という幻想
第5章 断ち切る勇気
第6章 「親は無力」を認めることからはじめよう

著者等紹介

おおたとしまさ[オオタトシマサ]
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京都生まれ。麻布高校卒業、東京外国語大学中退、上智大学卒業。(株)リクルートを退社後、ジャーナリストに転身。中高教員免許、心理カウンセラーの資格を持ち、小学校教員経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぱんにゃー

111
【相手を認める[見本を見せる]】 合わせなくていいんだ!という見本を見せる♪ (長い引用なのでかっこ(笑) 『父親と母親の価値観に幅があるからこそ、その中で、自分の価値観を選びとることができる。父親の言うことと母親の言うことが微妙にずれているから、世の中が立体的に見えてくる。絶対的な正解などないのだとわかる。だから他人にどう言われようと揺るがない、自分の価値観をつくることができるようになる。夫婦の価値観のズレは、子供にとっては自分自身を見つける余地となる。』) (合わせて従わせていたなぁ、(汗))2016/04/09

きむこ

77
読友さんの感想で『教育虐待』という言葉に反応して借りた本。教育虐待を受けて育った子供はじわじわとジャブのように心が蝕まれてゆく。どうしても母親目線で読んでしまう。子育て中、良かれと思って時に子供に強くあたった経験は沢山あり、いろいろ後悔があるからグサグサ心に突き刺さる。本書から《世の中に正解はひとつではない。しかし親は正解にとらわれ、正解に子供を当てはめようとする。》あ〜子育て中にこの本に出会いたかった。子育て中の人は是非今読んでほしい一冊でした。★52018/01/14

モルク

74
「あなたのため」と言いながらも子供を追い詰めてしまう親。自分の子供のときを考えてみると、親(母親)は常に人の目を気にし学力が全て、他人と比較し私を叱咤した。大学受験で第一志望に受からなかった私を恥とした。そして私は入学と同時に母から卒業した気がしていた。実際はいくつになっても母親の顔色をうかがっていた。自分が親となったとき子供にこんな想いをさせたくないと親を反面教師としてやって来た。母が亡くなった今でも苦々しく夢を見ることがある。この本を読んであれは「教育虐待」なんだ、やっと親から解放された気がする。2018/03/29

H!deking

63
うん、これは素晴らしい本だった。うちは中一と小6の娘、小3の男の子がいるんだけど、ちょうど今長女の勉強のことで奥さんと険悪になってたからタイミング的に読んで良かった。うちは奥さんが子どもに勉強しろしろうるさくて、こないだも試験の点が悪かっただけでめちゃめちゃ怒ってたから、点数悪かったくらいなんだよ、って言ったばかりなのね。なんだか本当に気が楽になった。これはぜひ奥さんにも読ませたい。紹介してくれた読友さんに感謝!2018/03/15

鱒子

63
図書館本。読友さんたちのご紹介。 明日はムスメの中学卒業式です。このタイミングで読めて良かった(*^ω^*) ムスメが高校で進路を決める時に読み返すべきかな。内容としては、行き過ぎた子育て「教育虐待」に警鐘を鳴らす本。そのため子供は精神的自立できる存在だと展開していきます。読者ターゲットとしては納得の展開ですが、極論である感も。私の考えでは、教育虐待と無関心との間に求める答えがあるはず。ーーという風に、考える機会を与えてくれる良本でした。2018/03/08

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