内容説明
“ハンサム・ウーマン”“会津のジャンヌ・ダルク”“日本のナイチンゲール”と評された新島八重とその夫で同志社の創立者・新島襄の人生の軌跡。
目次
第1章 山本八重の会津戊辰戦争―正史に抗する反骨(八重が心情を洩らした三度の証言;二人の出会い ほか)
第2章 脱国者・新島七五三太―一国の柱石養成の事業(八重と襄がいた空間でのある「光景」;襄の少年時代 ほか)
第3章 良心の全身に充満したる丈夫―初期同志社に集う人びと(「官許同志社英學校」;「熊本から来た連中」=熊本バンドの大量入学 ほか)
第4章 襄亡き後の四十二年―歴史と向き合う日々(襄との別れ;八重の腕に抱かれ「もう逝くよ」と ほか)
対談 ハンサム・ウーマンの内に潜む在野精神(新島襄は八重なしに存在しなかった;「日本のナイチンゲール」 ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家・評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。1939年札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。昭和史の実証的研究のため、延べ四千人に聞き書き取材を行い、独力で『昭和史講座』の刊行を続ける。2004年に第五十二回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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