仮説の昭和史〈下〉―昭和史の大河を往く〈第13集〉

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仮説の昭和史〈下〉―昭和史の大河を往く〈第13集〉

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620321387
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0036

内容説明

昭和史研究の第一人者が説くもう一つの日本の可能性。もしミッドウェー海戦に勝利していたら、栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら、昭和天皇が終戦直後に退位していれば…、日本は変わった?―。

目次

もし日本海軍がミッドウェー海戦で勝利していたら
もし米軍のガダルカナル島上陸を本格的反撃と認識していたら
山本五十六は自決したのか?
もしアッツ島守備隊が玉砕の道を選ばなかったら
絶対国防圏の欺瞞―もし知米派が作戦の中枢にいたら
海軍乙事件―もし関係者を処罰していれば
もし秩父宮の東條の参謀総長兼任批判が表面化していれば
もしサイパンの民間人に投降勧告電報が打電されていれば
もし台湾沖航空戦の「大戦果」を訂正していれば
もし栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら〔ほか〕

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家・評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。1939年札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。昭和史の実証的研究のため、延べ四千人に聞き書き取材を行い、独力で『昭和史講座』の刊行を続ける。2004年に第五十二回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶさん

2
ミッドウェー海戦以降、講和条約締結までの歴史。「仮説」というほどその後の展開が描かれているわけではない。唯一ミッドウェー海戦の仮説に首肯させられた。曰わく、もしミッドウェー海戦に勝利しても米国は総力で戦争遂行を選択しただろう。従って、日本海軍が考えていた短期決戦で講和に持ち込むというのは、まったくの虚構であった。また、本書は戦争終結や日本国憲法制定に関する裏話を紹介してくれていて、その点では面白かった。2014/03/19

onepei

1
本筋とは離れるが、終戦についての「大本営発表」はなかったと知り、意外というか、ある意味当然というか。2012/09/08

シン

0
平行して司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいるが、第二次大戦時の軍人は秋山好古・真之兄弟のような明治の軍人と比較するとどうしてこれほどまでに創造力に乏しく、レベルが落ち込んでしまったのだろうと思いました。しっかり物事を考えて行動する軍人や政治家がいたら、第二次大戦のような悲劇は起こらなかったと思います。2012/10/20

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