仮説の昭和史〈上〉―昭和史の大河を往く〈第12集〉

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仮説の昭和史〈上〉―昭和史の大河を往く〈第12集〉

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620321370
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0036

内容説明

もし、あの時…二・二六事件の決起部隊が皇居を占拠していたら、三国軍事同盟を結んでいなければ、真珠湾の勝利に浮かれずに対応していれば…仮説で語るもう一つの昭和史。49の昭和史の“もし”。

目次

もし日本がハル・ノートを受諾していたら―本当に最後通牒だったのか
ハル・ノート―有田八郎元外相の見解
もし張作霖と日本人顧問が共に関東軍に爆殺されていたら―途中下車した町野武馬の謎の行動
張作霖爆殺事件―目的のためには手段を選ばぬ関東軍
もし宇垣一成が“変心”せずクーデターが実行されていたら
もし日本が国際連盟を脱退していなければ
もし五・一五事件の決行者が厳罰に処されていたら
もし佐野学ら共産党幹部が獄中で転向していなかったら
もし永田鉄山軍務局長が斬殺されていなかったなら
二・二六事件―もし決起部隊が皇居に入っていたら〔ほか〕

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家・評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。1939年札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。昭和史の実証的研究のため、延べ四千人に聞き書き取材を行い、独力で『昭和史講座』の刊行を続ける。2004年に第五十二回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tecchan

1
シリーズ第12集。「もしも、あの時」他の選択肢が取られていたらといたらという視点から昭和史を検証する。「もし日本が真珠湾の勝利に浮かれずに対応していたら」。戦争はどんな理由があれ、指導者にとっては政策の誤りであり、政策の失敗を認めた上で、いかに収めるかをまず持って考えなければいけないとの著者の言葉は重い。2017/05/20

ken ken

0
ル-ズベルトから天皇への和平を願う親電が、参謀本部の一少佐 の判断で、10時間半遅れで大使館に届けられた事実や真珠湾当日の 講和を考えない自画自賛とお追従に満ちた首相官邸の祝宴などなど とても勉強になりました。下巻も読んでみます。 2014/03/30

のぶさん

0
Facebookの友達の紹介。日中戦争から太平洋戦争開戦の事情を解説する。この時代、戦争に向けてのイケイケどんどんばかりで、外交も政治すらも存在しないことがよくわかった。日中戦争も太平洋戦争も、戦争をどのように終結させるかという展望なく始まった。近衛首相の「国民政府を相手にせず」発言や、真珠湾攻撃の戦勝記念パーティーによく現れている。吉田茂が、シンガポール陥落直後に和平提案を提案して黙殺されたことも初めて知った。歴史に「もし」を持ち込むことによって、それを実現できなかった日本という国の問題を明らかにする。2013/08/13

シン

0
「もし」が多く、情報量も多いため、まとまりにも欠け、仮説部分が非常にわかりづらかった。読んでて疲れました。2012/10/18

けじ

0
情報量が多いのは良いが、非常に読み辛い。昭和史を仮説で語るという設定も、うまく機能していないような気がする。下巻はキャンセル。2012/09/17

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