出版社内容情報
「サンデー毎日」名物ナマコ・エッセー第6弾。身のまわりから世界の果てまで、語っていたら朝が来た。
内容説明
お楽しみはこれからだ。男たちの旅に感動の祭り、釣りとビールと、時には女、そして、いつか訪れる「死」にも興味津々。人生的なヨロコビを綴るナマコ・エッセイ第6巻。
目次
1 「死」と「おんな」(「死」と「おんな」;続くものと崩れるもの ほか)
2 危険な週末(嵐の夜に川を考える;ありゃ、体重四キロ減 ほか)
3 毅然たるいいわけ(一方通行だらけにしてほしい細い道;旅の宿から ほか)
4 着脱自在人工胃袋の洗濯(二〇一二年。日本の誇れること;いい賭け事、よくない賭け事 ほか)
5 人間発電所―を知ってますか(超早寝超早起きのモンダイ;賢い葬儀を考えるとき ほか)
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むぎじる
37
今回も、いろいろ突き詰めて考えているな~(笑)。「おばさん会話に未来を」話は堂々巡りし、疲れを知らないおばさんと、おばさん化したおじさんをどうしたらいいだろうか?幼い子供たちの施設、幼稚園や保育園で働いてみては?おもしろい昔語りなら何度聞いても面白いし、これはいい案かも。「着脱自在人工胃袋の洗濯」二日酔いや食べ過ぎの時、これができたら・・・わかるな~。胃以外なら、目も出してみて、ゴミを拭きながら優しく洗ってみたいw。2014/08/15
林 一歩
21
偉大なるマンネリズム。2014/01/01
takeapple
16
死について、原発事故その後のこと、奥会津只見川の水害のことなどが印象深い。特に私が知らなかっただけかもしれないけれど、只見線が普通になったのは、奥只見湖を管理している電力会社であるJパワー電源開発が悪いんじゃないか!ひどいな、電力会社って原発事故でも無責任体制丸出しでひどいなと思ったけれど、水力発電所を管轄する方も同じなのか、原子力村というより電力村と呼ぶべきなのかなあ。このシリーズも折り返し点を過ぎてしまって寂しいなあ。2018/06/19
ふじかれー
12
なにかと書いてあるエピソードは、知っている物語だけど、楽しく読めました。このシリーズを読んでいるととても自由な気持ちになれるので大好き。2019/02/27
Endo Takafumi
8
最近の親父は椎名誠がお気に入りらしい。とりあえず、読んで思うのは男はいつまでも子供のように遊びが好きだという事。ほんとにどうしようもないね。新宿の飲み屋で椎名さんと話してみたくなる一冊。2017/02/19