内容説明
ウシやシカはどうして北を向くのか。Eメールと牛のゲップとCO2の地球温暖化な関係とは。iPS細胞・山中教授の「滑る話」?!名物科学記者による理系コラム。
目次
第1章 食の現在
第2章 生命と老いを見つめて
第3章 エコなのかエゴなのか
第4章 宇宙へ
第5章 そして科学はどこへ行く
第6章 不確かさと真実と
第7章 されど女、とはいえ男
著者等紹介
元村有希子[モトムラユキコ]
1966年生まれ。九州大学教育学部卒業。1989年毎日新聞社入社。西部本社報道部、下関支局などを経て毎日新聞東京本社科学環境部に配属。2006年、第1回科学ジャーナリスト大賞受賞。2010年から科学環境部デスク。科学コミュニケーション活動に力を入れ、富山大などで教壇にも立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
21
挫折。微生物とかISSなんて言葉を使えば科学について書いたと思ってる?なエッセイ集。2016/07/28
まーぶる
17
科学記者のエッセイ。取材や生活の中で感じたこと、疑問に思ったことをまとめていておもしろい。科学者、知識人と呼ばれる人々の主張、意見を自分の中で咀嚼し、記事にする。とても責任のある仕事だし、震災時などは肉体的にも精神的にもきつそう。しかし、著者は事実を見極め、その中で楽しく生きよう、としている様子が感じられ、すごいな、と思う。2016/04/10
魚京童!
17
つまらんエッセイだ。2014/08/23
かいゆう
17
著者は、毎日新聞社科学環境部デスクの元村さん。学問としての科学の本ではない。けれど、社会ニュースとして今まで見聞きしてきた事柄が、科学目線で書かれていて新鮮でした。科学目線で見ると、どんなニュースもツッコミ所倍増。「地球の真ん中まで見たことないのにどうして内部の素材がわかるのか?」「エコポイントやエコカーって、それってホントにエコか?」的なツッコミの感覚が自分と似ていて面白かったです。2014/05/02
kmfm
7
★★★★★オススメです。コラム形式で読みやすく、一つ一つのコラムには、文系出身の著者の庶民的な感覚のコメントがあり、時には毅然と時にはユーモラスで、"ウンウン分かる分かる"と頷いたり、"そういう見方もあるなあ"と感心したりしました。話題も"はやぶさの帰還"や"日本人のノーベル賞受賞"など明るいものから、“出生前診断"、”福島原発“など重厚なテーマまでありました。科学は万能ではないし、未来予測も不確か。そのことをふまえて、科学者も一般人も向き合っていかなければならないと強く感じさせてくれる一冊でした。2013/04/06