死と滅亡のパンセ

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死と滅亡のパンセ

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  • サイズ B6判/ページ数 186p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620321066
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大地震と原発事故と戦争と格差によって招来される破局を、文学者の危機意識が透視する。黙示録的な予見が込められた書。

目次

巻頭詩 太古から曳いてきた未来の音
1(死と滅亡のパンセ―神なき瓦礫の原にて;声の奈落―ニッポン語という残響)
2 破滅の渚のナマコたち―亡命と転向と詩(キリヤット・F・コーエンとの会話)
3 『眼の海』をめぐる思索と想念
4 標なき終わりへの未来論―生きのびることと死ぬること
5(神話的破壊とことば―新たな内部へ;非情無比にして荘厳なもの ほか)
6 「人間存在の根源的な無責任さ」について―災禍と言葉と失声

著者等紹介

辺見庸[ヘンミヨウ]
1944年宮城県石巻市生まれ。70年、共同通信社入社。北京特派員、ハノイ支局長、外信部次長、編集委員などを経て、96年退社。この間、78年、中国報道で日本新聞協会賞、87年、中国から国外退去処分を受ける。91年、小説『自動起床装置』(文藝春秋刊、文春文庫、新風舎文庫)で芥川賞、94年、『もの食う人びと』(共同通信社刊、角川文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちも

7
震災後、故郷石巻を訪れた体験を中心に書かれている。かつて自分の家があったはずの場所が海に、瓦礫の原、何千と浮く遺体、発狂する人、、、甚大無辺の被害を前にテレビや雑誌では表現し得ない惨状や事実、考察を語る。もうちょっと世界と和解できないのかという感じがある。だけど、ありがちな無常やヒロイズムで片付けることなく、震災を前にした人間の姿、悲惨、醜さ、儚さを克明に描き、読者に強烈な作用を与えると思う。本当とか、誠実とかをある意味つきつめた震災の記憶じゃないか。好き嫌いはっきり別れると思うが誌も文章も本当に読ませる2017/02/16

Yuko

5
<そして、いままさに崩れゆく世界で「わたしはなにをどう証すのか…?」 巻頭詩「太古から曳いてきた未来の音」をはじめ、「死と滅亡のパンセ」「神話的破壊とことば」などを収録したエッセイ集。> 2012年 無知は恥ずかしい。それ以上に無知は怖い。 ここに書かれていること、2011年3月11日の前と後に日本で起こっていること、これは真実だ・・・2018/08/01

ophiuchi

5
大震災で数多くの死者が出た宮城県石巻市南浜町出身の著者が震災後に綴った文章が収められている。震災直前に書かれた章も大災害を予言していて、表題通りの内容となっている。現在の日本に関東大震災後よりも色濃いファシズムへの流れを見出す著者の苦悩は深い。2012/07/24

ぱお

5
誰もが感じてきたであろう絶望感を、こうもはっきりとした言葉にしてくれた人がいた、と思った。震災だけではない、見つめなければならないことがあると、麻痺していた頭が覚醒したという感じがした。もっともっと多くの人に読まれるべき作品。2012/07/05

魚53

4
大震災を前に言葉を失う。どう表現できるのか。数値では伝わらないものを言葉がどのようにすくい取り、人の内面に届かせられるのか。ありきたりの言葉ではなく、震災詩のような萎縮したものではなく、狂気や暴力や犯罪なども排除しない言葉。それは徹底的に個であることからしか生まれない。個が個に届かせられる言葉を探す。言葉に対する真剣な姿勢にはすごみがある。2023/04/05

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