新しい世界観を求めて

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620319926
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

世界を読み、日本を知り、未来を生きる。時代を切り拓くための世界観を問う、白熱の対談集。

目次

第1章 民主党政権を徹底検証する
第2章 戦後世代と田舎者の論理
第3章 ネルソン・マンデラと魯迅をめぐって
第4章 戦後精神のゆくえ
第5章 現代知識人とリベラルの哲学
第6章 ネットワーク型の世界観へ

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済雑誌編集長を経て、現在、評論家として活躍中

寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産に入社。ワシントン事務所長、三井物産戦略研究所所長、日本総合研究所理事長、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授等を歴任し、現在は日本総合研究所会長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長。『新経済主義宣言』(新潮社)で第15回石橋湛山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッキー・ダック

8
同じ戦後先頭世代で活躍している二人の対談集である。佐高氏が困難に立ち向かう人間に応援のメッセージを放つのに対し、寺島氏は時代や世界という大きなテーマで、全体の体系化を試みるという違いはあるが、ともに魯迅や石橋湛山のリベラルな思想に共鳴している。アメリカを通じてしか世界を見なくなってしまった戦後日本人への危機感から、戦後の歴史を振り返り、リベラルな思想すなわち絶対的な価値に寄りかからず、自分の頭で何が正しいかを常に考え、孤高を恐れず発言することの重要性を論じている。戦後の歴史観は大変参考になった。 2012/10/28

久恒啓一

2
反体制に立っている佐高信と肌合いの違う寺島実郎との対談は、互いの立ち位置をくっきりと浮かび上がらせた。寺島の考えていること、本音がより直截に出てきた内容になっているので、大変に面白く、触発されながら読み終わった。 司馬遼太郎も梅棹忠夫も対談の名手であったが、対談という言う知的装置は同時代の巨人という相手との知的緊張と人間的紐帯の中で、その本質がより先鋭に出てくるという仕掛けを持っていることを改めて感じた。 2015/04/19

玉虫左太夫

2
魯迅と藤野先生の話が、今の日中関係にとって示唆に富む。なぜ大前健一を嫌うのか、こんきょを聞かせてほしい。2010/10/10

matsu04

0
佐高信との対談集。寺島と佐高が話が合うとは意外。2010/08/20

AZALEA

0
★★★★2011/12/16

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