密約―日米地位協定と米兵犯罪

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620319858
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0036

内容説明

密約によって米兵犯罪は見逃されてきた!日米地位協定にひそむ密約の闇とはなにか?国家による情報隠蔽の驚愕すべき実態とは?「安保50年」のいま、日米関係の不平等を徹底的にあばく画期的ルポルタージュ。

目次

第1章 密約の闇
第2章 閲覧禁止
第3章 秘密交渉
第4章 米兵犯罪の実態
第5章 不起訴のからくり
第6章 法律を超える密約
第7章 軍事優先
第8章 人命と日米同盟
第9章 海外派兵と地位協定

著者等紹介

吉田敏浩[ヨシダトシヒロ]
1957年、大分県生まれ。ジャーナリスト。アジアプレス所属。ビルマ北部のカチン人など少数民族の自治権を求める闘いと生活と文化を長期取材した記録『森の回廊』(NHK出版)で、1996年、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。近年は、戦争のできる国に変わりつつある日本の現状を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナリボー

5
6/10 この本が出版されたのが2010年3月と10年以上前の時点での日米密約に関する事なので、様々な文献から現時点で明らかになっている事柄から比べると目新しい材料はそんなになかったが、外交におけるマクロ的な視点による情報の秘匿性と、ミクロ的な特に米兵から暴行等の犯罪を受けた被害者のような視点は、是非は別にして相容れない部分が多くあることを実感した。2021/07/26

takao

2
ふむ2023/12/08

tecchan

1
駐留米軍「日米地位協定」にかかる日米間の密約をテーマにしたノンフィクション。わが国政府の情報隠蔽の酷さは、最近の森友・加計問題まで全く変わることなく、むしろ以前より酷くなっており、暗澹たる気持ちになる。2018/06/08

coolflat

1
本書は、日米地位協定の中にある「民事裁判権に関する事項」での日米間の『密約』を暴いている。在日米軍の事故や米兵犯罪の被害者が損害賠償を求める民事裁判に、米軍側は米国の利益を害するような情報は証拠などのために提供しなくてもよく、また、そのような情報が公になりそうな場合は米軍人・軍属を証人として出頭させなくてもいいという密約のことだ。日本は対米従属な故に、そういった密約を受け入れ、それに基づく地位協定を運用してきた。だが、そうした不平等な地位協定を今度は、日本が自衛隊の派遣先国で求めている。2013/05/31

雨具

0
先輩に勧められて。私が基地問題、安保問題を考え出すきっかけになった本。

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