内容説明
古今東西の現象から日常に脈打つ一瞬まで、科学者の精神が織りなす不朽の歴史エッセイ。54篇の「生命哲学」。
目次
1 文明の本質は過ぎ去って初めて明らかになる(魂の探究;春の小川 ほか)
2 過去はささやかな事象の積み重ねである(蒸気機関車マラード;貴ノ花初優勝 ほか)
3 事象は生命と生命の交錯である(中也と秀雄;ルターからバッハへ ほか)
4 生命は「今、ここ」の恵みに包まれている(憲政の常道;孔子の矜恃 ほか)
5 「今、ここ」は偶有性の大海である(シンクロニシティ;トキの野生化 ほか)
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。早稲田大学国際教養学部非常勤講師。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。主な著書に、『脳と仮想』(新潮文庫/第四回小林秀雄賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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