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出版社内容情報
ノンフィクションの巨人が膨大な取材ノートから再び紡ぎだした、忘れえぬ日本人たち。悪党、無私の人・・・・。 すべての人間類型がここにある。
内容説明
数十年に及ぶ膨大な取材ノートから紡ぎだした忘れえぬ、忘れ去られてゆく日本人たち。稀代の悪党、無私の人…。すべての人間類型がここにある。ノンフィクション版『人間喜劇』。
目次
宮本常一の名著との衝撃的な邂逅
『山びこ学校』の江口江一
『山びこ学校』と三人のジャーナリスト
『山びこ学校』と週刊誌記者永井萠二
「すけべっこ」のサンドイッチマン
中内功の盟友・上田照雄
ダイエーを支えた畜肉商・ウエテル
多和田真利とウエテルの息子
ファミレスの草分け・江頭匡一
光クラブの山崎晃嗣、太宰治と藤田田〔ほか〕
著者等紹介
佐野眞一[サノシンイチ]
1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家に。97年に『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
38
2011.08.15 (佐野眞一) 1947、東京生まれ、早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経て、ノンフィクション作家。1997、『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞。『遠いやまびこ』。 (あとがき) サンデー毎日(2008.06-2009.05)連載。1970年代半ばの人物、『異色人物論』。『原色怪獣怪人大百科』100万部、ベストセラー。2011/08/15
越部社長
4
ノンフィクション作家が出会った、異彩を放つバイプレイヤー達の記録。タイトルからわかるように宮本常一へのオマージュなのだが、自己顕示欲の匂いがするのが残念。 2010/04/27
Ted
3
'09年7月刊。△著名人と同じくらい存在感があり人間的魅力もあったのに日の目を見ず、今ではすっかり忘れられた人物にスポットライトを当てた評伝集。「脇役に光を」がライフワーク。書名の「新」は著者が私淑する宮本常一の代表作に因む。取り上げた人物が数珠繋ぎのように互いに縁のあるところが面白い。主著の取材過程で知り合った周辺の人物が多いが、ダイエー・満映・政界・石原兄弟・沖縄・球界・風俗業界・芸能界とジャンルも幅広い。斯界で有名になるのにも、実力以外に案外、偶然の運に左右される部分も大きいような気がする。2016/02/26
ななっち
3
ダイエーの中内さんの周りにいた人、非常にマニアックな業界紙コンニャク新聞の発行人、残飯屋等々、名前を知られる人ではないけれども日本の世相を垣間見ることができる人たちの人生。特に飽食の時代の残飯屋の視点はどきっとしましたね。2013/04/21
kiho
3
初めて名前を聞く人物も多く、知らない歴史を垣間見た感じ…独特の人物が大きな事を成すということに、またその後の人生の機微にも、時代の流れとうねりの大きさを感じた☆2013/03/11