内容説明
キリスト、ゲーテ、織田信長からバラク・オバマまで全四〇篇の「星時間」。初の歴史エッセイ。
目次
命がけの跳躍―白洲次郎
個性の方程式―織田信長
巨人の肩に乗って―鴨長明とアイザック・ニュートン
黒船の衝撃―マシュー・ペリー
無名時代の孤独―アルベルト・アインシュタイン
不確実性の法則―アブラハム・リンカーン
私は何ものなのか―ジークムント・フロイト
火成論と水成論―ゲーテ
岩のドーム―聖地エルサレム
知の集積回路―ケンブリッジ大学〔ほか〕
著者等紹介
茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。2005年『脳と仮想』(新潮社)で第四回小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ありんこ
4
歴史上の偉人たちに思いをはせ、その背景にある歴史を振り返りつつ、今どうすべきか考える。とても素敵な内容で、茂木さんの文章のうまさと知識の広さに驚いた。もっといろんなことを勉強したくなった。2011/02/20
ごく
3
続編の文明の星時間があまりにも面白くて、積読本だったこちらも続けて読破。続編よりもちょっととっつきずらい文章ですが、読み始めると止まらなくなる本。歴史の新しい見方が新鮮でした。2010/03/17
真也
1
歴史とは偶有性(その性質の有無が、事物の何であるかに影響しないような性質)の海である。 大きな歴史を学ぶことも大事だが、小さな歴史に思いを馳せるのもまた面白い。2020/02/18
碧月
1
脳科学者から見た歴史というのがおもしろい。2012/02/18
natsu
1
過去と今を行ったり来たり…茂木先生の言葉って、なんかすんなりと入ってくる。歴史から学んで、歴史を感じて、そうして今ここへと帰ってくる連鎖的短編。お風呂とか寝る前とかにちびちび読んでたから、驚くほど時間かかって読了だ!2011/01/27