華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈第6集〉

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華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈第6集〉

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620319186
  • NDC分類 361.81
  • Cコード C0036

内容説明

世襲、二世たちが日本の行方を誤った。近衛文麿、木戸幸一などしたたかだが脆かった昭和の華族たち。その人生と責任の取り方。

目次

かつて日本に存在した「華族」という階級
近代日本史が凝縮した学習院初等科を訪ねて
乃木、山梨勝之進、軍人出身の歴代学習院院長たち
開戦と敗戦に立ち会った二人の枢密院議長
華族の監督者、宗秩寮総裁・木戸幸一
二・二六事件と木戸の段階的華族廃止計画案
大久保利通、牧野伸顕、吉田茂の系譜
西園寺公望と近衛文麿の暗闘
日米開戦を決定づけた昭和十六年十月十二日の荻外荘会談
「天皇機関説」排撃の先陣をきった貴族院
最後の元老・西園寺/公望、坐漁荘での日々
西園寺/公望と日本の政治の「死」
東條英機は爵位を欲していたか
二・ニ六事件と牧野/伸顕の決意
牧野/伸顕と女婿吉田/茂の闘い
宮中を揺るがした島津治子元女官長不敬事件
赤化華族子弟の秘密組織「ザーリア」
戦時下の貴族院―講和を説く議員たち
敗戦―華族の終焉
華族は皇室の藩屏たり得たか

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家・評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。1939年札幌市生まれ。同志社大卒。昭和史の実証的研究のため、延べ四千人に聞き書き取材を行い、独力で『昭和史講座』の刊行を続ける。2004年に第五十二回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぞだぐぁ

2
タイトル通り。公家系、大名系、出世(軍人多し)系と華族と言っても幅が広く考え方の差が大きいことに感心。東条が華族に成りたいから手柄のために戦争起こしたって考えは面白い。2017/09/23

NeoHocean

1
読みにくさはない。案外、面白かった。斜陽を再読することにした。2013/01/29

寅次郎

1
検めて「木戸日記」を読んで見たいと想います。2009/06/09

mikiso

1
挫折。面白くなかった2009/02/20

Masa03

0
内容云々というよりも、あの戦争は何だったのか、の保阪氏の本というだけで若干胡散臭さがあるが、それは置いておいて。 あの悲惨な戦争になぜ当時の日本の指導者たちが突き進んで行ったのか。それについて、戦争に勝つと華族に列せられるから、という視点は一つの解であると思う。そして、幕末〜維新の動乱期を肌で知る元老が居なくなり、傲った軍部が暴走した。様々な要因の一つに挙げても良いだろう。2012/12/05

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