内容説明
書家であり書論家の著者が、写経・女手=平仮名・禅・寺子屋・遊女・七夕・柿本人麿・空海・小野道風などのキーワードや様々な視覚資料を通じて、書くことの意義を探り、日本文化の仕組みを解き明かす。
目次
第1章 写経の効力
第2章 女手=平仮名の発明
第3章 禅と墨蹟、漢語の厚み
第4章 解放される文字
第5章 寺子屋の手習い
第6章 遊女と書
第7章 日本のなかの中国趣味
第8章 書の巨人たち
第9章 近代化がもたらしたもの
著者等紹介
石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。書家、評論家として活動。京都精華大学教授、同大学文字文明研究所所長。1991年『書の終焉』(同朋社出版)でサントリー学芸賞、2002年『日本書史』(名古屋大学出版会)で毎日出版文化賞を受賞
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