柳宗民の雑草ノオト

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  • サイズ B6判/ページ数 247,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784620315966
  • NDC分類 470
  • Cコード C0045

内容説明

花壇や畑では厄介者の雑草だけれど、よく見れば、それぞれ味わいがあって、意外に可愛らしいのに気づくはずである。そう、雑草は可愛いのだ。それだけではない。なかには食べて美味しいものや優れた薬効を発揮するものまである。知れば知るほど面白くなる雑草の話60編。

目次

春(ナズナ;ホウコグサ;ハコベ ほか)
夏(クサノオウ;タケニグサ;ムラサキケマン ほか)
秋(ヨモギ;アワコガネギク;セイタカアワダチソウ ほか)

著者等紹介

柳宗民[ヤナギムネタミ]
園芸研究家。1927年、民芸運動の創始者・柳宗悦の三男として京都市に生まれる。栃木県農業試験場助手、東京農大研究所研究員を経て独立。柳育種花園を経営するかたわら、執筆やテレビ・ラジオで活躍中。(社)園芸文化協会評議員、英国王立園芸協会日本支部理事、恵泉女学園大学園芸文化研究所顧問
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田氏

15
園芸家、柳宗民のエッセイに、三品隆司による丁寧な挿画が添えられる。あとがきには「雑草という植物はない」という言葉が引かれている。反面、雑草ということばには庶民的な親近感がある、と著者は続ける。美しい花を咲かせる草も、そうでない地味な草も、別け隔てなく知り、愛でることができれば、と。その営みをそっと見守り…は、園芸家としては難しいのだけど。かわいい花をつける雑草を駆除するにあたり、葛藤するくだりがまた人間くさい。2002年発行。2004年に続編を出版したのち、2006年、柳氏は鬼籍に入られる。79歳だった。2019/02/02

matsu

10
図鑑を眺めるよりエッセイを読む方が好きな人っていると思う。絵は長谷川哲夫さんの方が好きだけど、知らないことがたくさん書いてあって楽しく読めた。どこに生えてるとか、実はこんな形をしてるとか、結果的に観察のポイントを指南してくれたりもする。植物が通勤の友になった。2015/11/08

ひめぴょん

8
雑草(園芸種ではない植物。よく見かける植物)に関するイラスト付きエッセイ。三品隆司さんの画が非常にいいです。特徴をうまく伝えています。やはりというか「冬」という章はありません。植物に関する本は育て方を書いてあるものですが、雑草だけに育て方はありません。私は素朴な美しさに思わず庭で育ててみたくなり、移植してみたり、種を採集して植えてみたりしたものもあります。今時分ですと、つゆ草は我が家の庭に移植してあちこちにひっそり咲いています。大繁殖しないものを導入するようにしています。2022/09/18

水素

4
挿絵が綺麗だったので購入してみたのですが、内容もとても良かった。植物が好きな私はもちろん楽しめたし、あんまり詳しくない人でも面白く読めるのではないかな。雑草というのは自分たちにとって身近な存在なのだけれど、名前を知らないものが多く存在するなあ、と思いました。誰かと散歩した時に「この花って何だろう?」と問われて「ああーこれはね…」と答えられる位の知識は身につけたいなあ。2015/03/29

Hiroyuki Nakajima

4
よく見かける草が多く載っていて、お役立ちな本でした、イラストもキレイて、見易かったです2012/05/13

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