ブラック―人種と視線をめぐる闘争

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620315393
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C0070

内容説明

ブラック、人種的抑圧と闘う黒人たちの絆。そして黒く輝く個の尊厳。西洋中心の視覚イメージに抗し、植民地化によって奪われた過去をとり戻し、解放の未来を描き出す―黒人視覚芸術の困難と希望にみちた闘争を論じる画期的な労作。

目次

第1章 黒人文化の政治学―人種イメージ、視線、権力(二つの『アミスタッド』;人種を論じるということ;ステロタイプの論じ方 ほか)
第2章 黒く輝く映像―視覚的快楽のむこうへ(一九三〇年代アラバマのなにが回顧されているのか―『フライド・グリーン・トマト』とスコッツボロ事件;遠くの他者―トリン・T.ミンハの映像『ルアッサンブラージュ』の問い;映像の新植民地主義―アリス・ウォーカー、プラティバ・パーマー『戦士の刻印』 ほか)
第3章 黒く深い歴史の海へ―UKブラックの芸術(ユージン・パーマー―芸術の宝物殿を暴く;イングリッド・ポラード―田園に大西洋の恐怖を見る;インカ・ショニバレ―「アフリカ的」、「イギリス的」とは ほか)

著者等紹介

萩原弘子[ハギワラヒロコ]
1951年神奈川県生まれ。芸術思想史、黒人文化研究専攻
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