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バックストリート

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  • サイズ B6判/ページ数 581p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620107950
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

美貌のフラメンコのバイラオーラ神成真里亜。彼女に迫る罠の裏側には、彼女の「血」とドイツ現代史との迷宮があった。岡坂神策シリーズの快作。

内容説明

現代調査研究所所長・岡坂神策は、弁護士・桂本忠昭と神田小川町のタブラオ、“サンブラ”に繰り出す。だが、タブラオを出た二人は、見知らぬカップルにつけられる。いったい彼らは、何者なのか。尾行の対象は岡坂か桂本か、それとも二人と意気投合したバイラオーラ、神成真里亜たちなのか。そして、その目的は。やがて、半蔵門署の女性刑事も尾行合戦に加わり、事態はどんどん複雑化してゆく。バックストリート(裏街)を舞台に、チョイ悪の男たちと美しい女たちが繰り広げる、彩り豊かな大人のサスペンス。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

58
逢坂剛だし、フラメンコだし、今回もスペイン絡みのミステリだろうと思ったら、スペインを経由してのドイツ絡みの話だった。日本ではあまり知られていないが、愛国的な作品を書いたというハインリヒ・フォン・クライストの子孫に関するミステリなのだが、クライスト自身だけでなく、何人もよく似た名前の子孫についての説明がとにかくややこしい。簡単にいえば、狂信的な人物の身勝手な思い込みと願望が、欲にまみれた悪人たちを動かしてしまうという話。ドイツ関係だけでなく、卵子売買や革命など、社会の暗部が集約されたような話だった。2021/09/13

myunclek

29
事件の背景が少々無理があったのと、結末が余りにも呆気なかった。しかし、流石は逢坂剛の筆。スペインの香りが漂う東京を舞台に、お洒落な都会の物語を堪能した。岡坂と桂本の絶妙なコンビ、まだまだ続いてほしいものだ。2015/01/19

igaiga

25
やっと読み終えたという気持ち。何というか・・・なんというか・・・なんといえばいいんだろうという判断に困る話。広げすぎたのか狭すぎたのかよく分からない話だった。なんでこんな話に公安まで動く??2018/07/28

KAZOO

21
逢坂剛さんのシリーズ物は結構ありますが、久しぶりの岡坂神策ものです。最近はあまり出版されないのでもう終わりなのかと思っていましたがまだまだ続いているのですね。得意のフラメンコや神保町の古本屋界隈のところなど私も実際見たり聞いたりでなつかしい感じがします。それにしても逢坂さんはいろいろなシリーズを続けておられて元気ですね。2014/06/22

まつじん

20
ピンポイント過ぎます。なぜそこまで思い入れがあるのかついていけなかった。岡坂神策さんがモテすぎなのもなんか鼻につきますね。2013/08/15

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