偽りの支配者―ミヤマ物語〈第3部〉

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偽りの支配者―ミヤマ物語〈第3部〉

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620107875
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

出版社内容情報

全三部いよいよ完結!散りばめられた謎が次々と明らかに。固い友情で結ばれたハギと透流の運命は? ウンヌの支配者“ミドさま”の正体とは?

内容説明

散りばめられた謎の数々が、いよいよ明らかに!固い友情で結ばれたハギと透流の運命は?ウンヌの支配者“ミドさま”の正体とは?全三部作、ついに完結。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。岡山市で小学校講師を務めたのち『ほたる館物語』で作家デビュー。1997年『バッテリー』で野間児童文芸賞受賞、幅広い世代の読者を獲得。1999年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エンブレムT

42
なるほど。散りばめられた不穏なものすべてに対し、少年が「立ち向かっていく強さ」を身につけていくという成長物語だったんだねー。母や姉を波乱因子的な存在として読んでいたもので、半端ない拍子抜け感を味わいましたが、児童書としてのこのド直球さはとても愛おしく思いました。透流とハギの友情物語としては「えっ?ここで終わり!?」と思わずにはいられず、ホウランとカクテに関しても「良いのか、それで!?」と、ラストシーンは脳内がツッコミの嵐と化してしまいましたが、未来を信じられる幕の引き方は「あさの作品」ならでは!でした。2013/11/27

ひめありす@灯れ松明の火

38
1巻発売から丸四年。世界観が気に入っていたので、もっと長い話になるといいなと思っていたのにちょっと残念です。でもまあ、綺麗におさまったのでよかったかなと思います。久しぶりに読んだので、冒頭は内容を忘れていて読むのに時間がかかったけれど、あっという間に色々な事を思い出し後はすんなり入り込めました。私の住んでいる所にも、ここではない同じ所があってそこで誰かが戦っているのなら『頑張れ!』って声をかけたいし、必要なら助けに行きたい。だって現実を変える力は誰もが持ってるから、とまだ幼かった頃のように、ふと思いました2013/04/10

すきま風

14
完結編が出ていたのに気づかず、ようやく読了。このシリーズ、やはり好きだ。あさのさんは、こういった昔の異世界?を描くのが本当に上手い。登場人物達の魅力的なこと!特に、草代さんにやられたー!もうちょっとページ数があってもよかったかなあ。完結してしまったのがちょっと寂しい。透流の成長物語としても読め、満足。2013/06/18

ちる

13
透流とハギ、離れていても二人の絆はこの先ずっと続いていくのだろう。透流がウンヌで決意した気持ち、気づいた世界は、弱さも強さもひっくるめてこれからの自分の世界を築いていくことになるんだろう。もしかしたら、また挫けてしまうかもしれないし、自分を手放そうとしてしまう時もくるかもしれないけれど、その時はきっとハギの声が聞こえるんだと思う。生きることをあきらめない。世界を変えられるのは、いつだって自分自身だけなのだ。(→続)2014/02/24

やよひ

11
深い山、ミヤマでの体験が、透流をたくましく強く変えていく。透流が気付いたたくさんの大切なこと。「なれるかではなく、なろうとするんだ」「できる、できないじゃない。やらなくちゃならないんだ」「生きてこそ未来は開ける」「自分を変えるのは自分しかいない」このお話を読むだろう子ども達に宛てた、作者さんのメッセージ。透流とハギ、もう少し一緒にいさせてあげたかったな。ミドさまの正体は想像の斜め上でした。2014/07/11

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