内容説明
アラブの王国で王族子弟の養育係をするリアは窮地に陥っていた。王室専用機のパイロットであるリアの兄と、国王の愛娘サミーラ王女が駆け落ちしたというのだ。しかも明日は王女の結婚式。この婚礼は国の命運を左右するほど、政治的な意味をもっている。ああ、私はどうすればいいの?国王の逆鱗に触れたリアは国外退去を命じられたが、出国直前、何者かに連れ去られ、砂漠の要塞に囚われてしまった。驚いたことに、王女の婚約者のシーク・シャリフが出迎えると、傲然と彼女に告げた。「君は人質だ。私のベッドを暖めてもらう」。
著者等紹介
ダーシー,エマ[ダーシー,エマ][Darcy,Emma]
フランス語と英語の教師、コンピューター・プログラマーを経験したのち、ロマンス小説の作家に転身。豪ニューサウスウェールズ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゼニガメ
2
ページ数の割に詰め込み過ぎな感じ。とは言え、シーク様俺様と見せかけて結構紳士だし、ヒロインも芯の強い女性で好感触。2015/09/16
akiyuki_1717
1
エマさんの作品は割と好きだけど、これは無理でした。ヒロインは一種のストックホルム症候群のようだと感じた。ヒーローの言うように一目あったその日から互いに惹かれるのか反発するのか、まぁ感じ合うところがあったとしても、脅迫されてバージンも奪われたのに、さして抵抗することもなく、人質ならこうされても当然みたいな悟りをひらいて、それからは妾よりひどいベッドの相手に落ちぶれて、半分満足してるし…ヒーローに初めて会ったとき、誰の妾だと聞かれたのもあながちハズレではなかったってことだね。貞操観念が著しく低いヒロインです。2016/11/27
かもめ
0
濃くてよかった。2016/12/20
てん・ゆう
0
題名通り、本当に囚われてた。2013/03/16