内容説明
ミーガンは地味でさえない女子高生。そんな彼女の退屈な日常は、16歳の誕生日に一変する。甘えん坊の幼い弟が突然、凶暴に豹変して襲いかかってきたのだ。間一髪のところを助けてくれたのはお調子者で幼なじみのロビー。「こいつはきみの弟じゃない。本物は“妖精”にさらわれたんだ」あっけにとられるミーガンに、さらに彼は真剣な顔でとんでもない告白を―妖精迷宮への旅が始まる。
著者等紹介
カガワ,ジュリー[カガワ,ジュリー][Kagawa,Julie]
ロマンス作家。カリフォルニア州サクラメントの生まれ。『フェアリー・プリンセス 夢迷宮への片道切符』でデビューするやRITA賞を獲得し、その才能を見せつけた
宮崎真紀[ミヤザキマキ]
英米文学・スペイン文学翻訳家。東京外国語大学スペイン語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
52
妖精にさらわれた弟を取り戻せ!地味で冴えない毎日をおくっていたミーガンは幼馴染のロビーと共に妖精がいる世界へ行くことになりましたが・・。献本でいただいた本です。ラブロマンス小説というよりも物語の設定的にも「ナルニア国ものがたり」や「はてしない物語」を思い起こさせるファンタジー小説でした。ハーレクイン小説と聞いてイメージするようなあま~い話だと思っていただけに、ちょっと拍子抜けしたかな。物語としてはまだまだこれからといった感じ。下巻でどういった展開になるのか期待したいです。★★★2012/08/01
とりあえず…
20
【献本にて】『真夏の夜の夢』でお馴染みの妖精が登場。その他『ロード・オブ・リング』や『ハリーポッター』なんかで聞いたような魑魅魍魎がうじょうじょ登場します。筋は『真夏の夜の夢』のような惚れた腫れたではなく冒険物。対象とする年代も中高生らしいので、ワクワクドキドキ♪そしてガンガンすすみます。そのままの勢いで下巻へ!2012/12/11
mayuri(Toli)
15
作者様のルーツは日本にあるようで、日本の漫画が大好きなのだとか。なのでキャラクターや展開が漫画的な部分もあり、映像が鮮やかに浮かんでさくさくと読み進めることが出来ました。様々な色彩にあふれる世界は読んでいてドキドキと面白かったです。正直言うと個人的にはページをめくる手が止まらず、一日で読み切ってしまったほど。ロマンスとかそんなの関係なく、普通のファンタジーとして、面白かったです。さまざまな妖精が出てくるところも、妖精好きとしては嬉しい。現代的な要素と古の妖精たちがどう絡んでいくのか、下巻も楽しみです。2012/08/29
みみ
15
献本で頂いた1冊。きっと自分からは手に取らなかっただろうという1冊でしたが、読みやすかったです。妖精と人間のハーフである、ミーガン。無事に弟を救えることが出来るのか。ミーガンの恋の行方も気になります。下巻も読み進めます。2012/08/28
しょこら★
14
献本で当たりました。大好きなファンタジー!ちょっぴり?貧乏で冴えないけれど、弟思いの普通の高校生、ミーガン。ある日突然、弟が妖精と取り替わって凶暴に…!幼なじみだと思っていた男の子が本当は妖精だったり、クローゼットが違う世界への入口だったり。猫はしゃべるし、怪物には襲われるし、自分の正体は実は!!この危険な冒険をミーガンは信じられるのか、弟は無事助け出せるのか、そして冬の国の美王子、アッシュとはどうなるのか…ドキドキで下巻へ。2012/08/02