内容説明
公爵家の三男ルールは、アメリカの大手企業のロンドン支社長として実績を上げる傍ら社交界では華やかな浮き名を流していた。ある日、彼の元を“妻”と名乗る女性が訪ねてくる。ルールはそのとき突然思い出した―自分が3年前に結婚していたことを。当時、余命僅かな恩人から、16歳になる娘ヴァイオレットとの結婚を条件に、将来の会社経営を託されたのだ。慌ただしく式を挙げ、一人でボストンを発って以来、妻に会うのは初めてだ。その美しく成熟した姿に見惚れるルールを尻目に、ヴァイオレットは告げた。「離婚してほしいの」―。
著者等紹介
マーティン,キャット[マーティン,キャット][Martin,Kat]
情熱的でドラマティックなロマンス小説を得意とする全米ベストセラー作家。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で人類学と史学を修めたのち不動産ブローカーとなり、作家ラリー・J.マーティンと出会って結婚。1985年に執筆業を始め、セクシーな作風が瞬く間に人気を博す。作品は17カ国で訳されており、総発行部数は1,000万部を超える
清水由貴子[シミズユキコ]
英米文学翻訳家。上智大学外国語学部卒。ハーレクイン社のシリーズロマンスを数多く手がけるほか、幅広い分野の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
11
シリーズ③ ①、②の弟、デュワー家三男がヒーロー。実は結婚していた。それも形だけ。そんな二人が事件に巻き込まれ、愛に気づき本当の夫婦になっていくロマンス(☆▽☆)2022/10/24
矢田ふみえ
4
父が決めた夫だったけど、自分の好きなように生きていくと決め離婚を申し出る。いつから愛が、めばえたのかわからないけど、火事がきっかけに結ばれてしまう。愛している。愛してほしい。の葛藤は、物語につきものだろうか。2016/06/25
Mei♪
3
キャット・マーティンの本は、期待を裏切らない!ただのラブストーリーじゃなく、サスペンスの要素もあり、ハラハラドキドキでした。2013/08/15
まみ子
3
シリーズ3作目。前の2作が良かったぶん期待が大きかったけど、うーん。主人公たちよりキャロとルークのほうに夢中だった。1作目が一番好きだな。2012/06/27
shushu
2
主人公の三男自分勝手過ぎ。2019/11/17