- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
畦道を水が潤すように私の心にも春がやってきた。女学校の教師ヘレンは新入生の後見人と対面したとたん、冷たい汗が噴き出した。あの人だわ!十二年前、家庭教師をしていた貴族の家で雇い主に抱きつかれ、必死でもがいていたとき、偶然彼が現れて、その隙に逃げることができたのだ。どうか私のことなど忘れていますように―ヘレンはさっと目を伏せ、うつむいた。だが紳士はその場に佇み、じっと彼女の顔を覗き込んだ。この奇遇とも言える再会がまるでちょっとした運命の悪戯だとでもいうように。
著者等紹介
ウィティカー,ゲイル[ウィティカー,ゲイル][Whitiker,Gail]
英国ウェールズ生まれ。幼いころ、両親と共にカナダに移り住んだ。しかしウェールズの自然や人々の厚い信仰心、荘厳な建造物などは今もって強い影響を自分に与えていると語る。エンヤの音楽を愛し、ヨガをたしなむナチュラリストである。バンクーバー在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kyara
1
11作目、ああ、シリーズ読了が見えてきた♪オースティン風(あくまでも風)の奥ゆかしいロマンス(笑)ガーディング女学院のイタリアと英国のハーフの教師ヘレンがヒロイン。2012/05/31
なこ
0
★★2013/05/26
bookish
0
コミック版で読む2011/01/16
こえん
0
ステープウッド・スキャンダルの11作目。2010/08/12
こえん
0
改めてコミックスは上手くまとめてあったんだと思った。ヒロインの背景や心理描写にやはり物足りなさはあったので、読んで満足。2009/06/14