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内容説明
忘れもしない十七歳のあの日、ヘスターは社交界を去った。スキャンダルとなった事件そのものより、好意を持ってくれていると信じていたダンガラン卿に手ひどく非難されたことが、何よりも彼女を傷つけた。あれから六年が経ち、ヘスターは両親に説得されて再び社交界に出ようとしている―欲しくもない夫を探すために!だが上流社会の男たちときたら、女性に知性など求めていない。美しい顔と従順な性格こそが理想の花嫁の条件だと、うそぶいている。ヘスターは憂鬱だった。夜会に行けば必ずダンガラン卿に会う。そのとき、わたしは平気でいられるだろうか。
著者等紹介
アンドルー,シルヴィア[アンドルー,シルヴィア][Andrew,Sylvia]
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。イングランド南西部に暮らす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽこ
5
事件もあってけっこう面白く読めました。ヒロインは変わり者、ヒーローは頑なで、まったく甘い展開はないけれど、だんだんと相手の印象が変わっていく過程が楽しかったです。2016/01/15
kyara
3
17歳のヒロインが理想に燃えて、周囲の状況をまったく読めずに突っ走る様子にハラハラした。この辺りと、7年後のギャップの描き方が上手。お互いが実は・・・て、分かってるけどこの作家だと読ませる。今のところこのシリーズ中で一番面白かった。2012/05/25
こえん
2
再読。6年前の純粋で理想に燃えてたヒロインの挫折感を思うと可哀想に…だけど実際側にいると鬱陶しいことこの上なかっただろうな。なので再会後もヒーローがヒロインに対する考え方をなかなか変えられないのは分かる気がした。ヒロインが弟の数学的能力を「白鳥なみに無知」と評した台詞がお気に入り…なぜ白鳥?2009/06/14
びわ
1
楽しかった♪ヒーローが好き。最後の暗号ラブレターでなに書いたのか気になるなあ2012/12/14
こえん
1
再読。ステープウッド・スキャンダルの7作目。ヒロインは3作目「予期せぬ求婚」にもちょっと出てたけど、違う作家が描写したせいかちょっと印象が違うカンジだった…こっちの方が良いから問題ないけど。シリーズ16作の中でこのお話が一番のお気に入り。2010/08/10