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内容説明
ラーラはその知らせを聞いて愕然とした。敬愛する上司のアダムが結婚を機に社長の座を退いたあと、彼の弟のブライスが後任になったというのだ。女と見れば片っ端から口説くプレイボーイなのに、なぜか私のことは目の敵にしている彼が、新しいボスになるなんて。意地悪をされたあげく、くびになるに決まっている。ならば、こちらから辞めてやるまでだわ。ラーラは辞表を手にブライスのオフィスに乗りこんだが、意外にも、彼はとびきりセクシーな笑顔で迎え、会社にとどまってくれと懇願した。
著者等紹介
ウィッテンバーグ,キャレン・T.[ウィッテンバーグ,キャレンT.][Whittenburg,Karen Toller]
オクラホマ州生まれ。読むことを覚えたときから本のとりこになり、以来、書かれた言葉を夢中で読みふけっている。幼いころから物語を書いていたが、ロマンス小説に出会って本格的に愛の肯定的な力について書こうと思い立つ。アーカンソー川沿いの歴史的に有名な町サンドスプリングズで育ち、オクラホマ州立大学に進学。現在はカメラマンの夫とタルサに暮らしている
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感想・レビュー
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糸車
16
ブライスがとても魅力的。問題ありな両親じゃなく愛情深く素晴らしい祖父母夫妻に育てられ、彼らの期待に背くことなく決断力があり誠実で紳士な好男子に成長。すごく好感が持てる。ラーラは彼のことをいい加減でプレイボーイと思っているけれど誤解よ(笑)。一方のラーラは必死でキャリアを積み、ばらばらになりそうな家族をなんとかつなぎとめようと頑張っているけれど余裕がないし、男性に対して頑なだし、不信感の塊。そのあたりを理解したうえで強引なことはせず距離を測りながらじわじわ接近するブライスの粘り腰な姿勢がとってもよかった。2015/09/27