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内容説明
レイフ・メディチは新聞を持つ手に力を込め、写真つきのその記事を食い入るように見つめた。元恋人のタバサが、幼い男の子とともにうつっている。中身は最低だと知りつつも、彼女の美しさにはやはりはっとさせられた。だがレイフが目を奪われたのは、タバサの隣にいる子供のほうだった。メディチ家の人間だとひと目でわかる、特徴的な容貌…タバサは別れたあと、こっそり僕の子を産んでいたのか？真実を知るため、レイフはすぐさまタバサたちの居場所を突き止めた。そこで待っていたのは、三年前にタバサは死んだという知らせ。そして彼から甥を守るように立ちはだかる、タバサの双子の姉だった。
著者等紹介
バンクス，リアン［バンクス，リアン］［Ｂａｎｋｓ，Ｌｅａｎｎｅ］
ＵＳＡトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ。アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家の一人。生まれ故郷のバージニアで暮らしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
21
再読。「ターゲットは億万長者」を読んで、このお話がシリーズ一作目だと気づいた。(普段シリーズものを通しで読むことはしない。逆に避けているかも)久しぶりに読み返しても楽しめた。ヒーローもヒロインも誠実な人柄なんですが、それぞれに相手を信用し切れない理由がちゃんとあって、葛藤してます。亡くなっていた筈のヒーローの兄弟のお話も絡んでいて、もうちょっとページ数が欲しかったところ。2017/01/25
糸車
8
再読。見た目がそっくりなのに性格がまるっきり違う双子ってロマンス小説にはよくある設定だけど、亡くなったヒロイン妹の性格や行動は褒められたものじゃないので、ヒロインの地に足がついた生活態度や他者に対する温かな気持ち、思いやり、実の母親でも叶わないほど妹の子供を大切に育てている姿が実に好ましい。ヒーローが警戒しながらもどんどんヒロインに惹かれてしまうあたりが丁寧に描かれていたので読みやすかった。誤解したことをちゃんと言葉にして謝っているのでヒーローに対する評価も〇。息子のジョエルの可愛さ素直さに癒されます。2015/01/09
糸車
3
子供を持てば自動的に親になれるってわけじゃない、と思った。その子のために心を砕き、積極的に関わり、抱きしめて愛することでようやく親になれるんだなあ。双子の妹の遺児を育てるヒロインと、その存在さえ知らされなかった自分の子を見出したヒーロー。子供のために共同生活をする中で影響を受け合うふたり。便宜結婚であっても、やっぱり結婚相手には誠実であってほしいし、尊敬と愛を求めたいもの。子供がとても大切にされ、愛されるお話はいいものです。ぎゅっとして、その小さな体を包み込む幸せ。寝る前の絵本の読み聞かせ、懐かしい。2013/06/22
Mari
0
★★☆2011/12/09
サム
0
双子の友達がいたけど 顔は一緒なのに性格は全然違った・・・素敵な女性の恋がハッピーエンドで良かったレベルのロマンス系。2011/05/22
