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内容説明
二十二歳の夏、それがカリナの最後の自由時間だった。王女である彼女は、もうじき結婚する運命にある。愛してもいない相手に嫁ぐ前に、すてきな恋をしてみたい。カリナの願いは、かなえられたかに思えた。若くたくましいジャック・サンティニが、警備主任として屋敷に雇われたのだ。セクシーなボディガードと過ごすうち、心を惹かれたカリナは決心した。ジャックにキスのレッスンをしてもらおう、と。それがどんなに危険な行為か、無垢な彼女は知る由もなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
8
王女は背負うものが多すぎるし恋をしたからといってそれを簡単に投げ出せない。ヒロインは自分に課せられているものを自覚し責務に背を向けることはしないし、ヒーローも一時的な衝動に身を任せてしまうのは簡単だけれど彼女のためにならないと必死に自制している。これが実につぼに入りました!内から滲み出るような気品を持ち、素直で前向きなヒロイン。公爵から王女の夫候補の誰より好ましいと言われたヒーロー。王女と一時雇用の警備員(元seal、今は警官)の身分違いの恋。じれったく胸キュンな素敵ロマンス。王室にも家族愛はあるのです。2015/02/08