出版社内容情報
家族法は、私たちの保族生活である夫婦、親子の生活関係(それに相続を含めて)を対象とした法の世界であるが(民法典では、親族法と相続法といっている)、保族生活は人類の生存に不可欠であり、人類生存の基礎である。そういった認識の下に、現行家族法の描く家族関係の全体と理想像を追求したいと思う。
1.家族法とは
2.婚姻(1) -婚姻の成立と要件
3.婚姻(2) -婚姻の効力
4.離婚(1)
5.離婚(2)
6.内縁
7.親子(1) -親子関係の成立
8.親子(2) -親権
9.扶養
10.現行相続法の基礎と特色
11.相続人と相続の承認・放棄
12.相続の効力(1) -遺産承継
13.相続の効力(2) -相続分と遺産分割
14.遺言(1) -遺言の意義と方式
15.遺言(2) -遺贈、遺言の執行、遺留分