出版社内容情報
財政学を初めて学ぶ読者を対象に,財政学の基礎的な概念をわかりやすく解説するとともに,今後の財政構造改革や税制改革上の重要な諸問題について考察。少子化対策,官と民の役割分担,民営化や地方分権,社会保障制度改革のあり方など,わが国の現状をもとに幅広い視点から考えている。財政学一般の知識だけでなく,日本財政の基本的な枠組みが理解できる構成。「予算の制度」「政府支出の現状」「財政運営のマクロ理論」「公共財の理論」「民営化と財政」「所得税」「法人税」「消費税」「財政赤字と財政破綻」などの15章から成る。
1.財政学とは何か
2.予算の制度
3.政府支出の現状
4.財政運営のマクロ理論
5.公共財の理論
6.民営化と財政
7.所得税
8.法人税
9.消費税
10.税制改革
11.公債発行とその負担
12.財政赤字と財政破綻
13.社会保障
14.地方財政
15.財政の課題と展望