出版社内容情報
人間の成長・発達に伴う社会的な作用を中心的に担う場である学校・家庭と、人間の共同生活の場としての地域社会の関わりを生涯学習・教育の視点から考え、学校・家庭・地域社会の関係を明らかにするとともに、地域社会における教育課題を考察している。とくに学校・家庭と地域の諸組織・機関との連携協力が、どのような形で地域社会形成の担い手（主体）を生み出しているのかを、地域の教育を社会学の手法を用いて研究してきた「地域教育社会学」の研究成果をもとに論じている。
１．地域社会の変動と教育
２．ライフステージによる学習・教育の課題ーゆりかごから墓場までー
３．家族･親子関係と世代の交代ー地域間・世代間の交流ー
４．家庭の福祉と教育の役割ー福祉施設と教育ー
５．学校の統合・新設と学区ー教育の機会をめぐってー
６．地域教育の創造ー開かれた学校と地域づくりー
７．ＰＴＡと地域住民組織ー学校と地域を結ぶ役割ー
８．教育内容と地域社会ー昔の話から学ぶー
９．人材の養成と移動ー職能形成の過程ー
１０．地域社会の活性化と教育事業ー観光と教育ー
１１．国際化と地域社会ー新しい教育とはー
１２．地域社会の再編と住民の交流ー郷土芸能・祭りの果たす役割ー
１３．地域文化の創造と継承（1）－文学と教育ー
１４．地域文化の創造と継承（2）ー地場産業と教育
１５．学習社会の成立と教育の課題ー地域社会の教育的再編ー
