出版社内容情報
体系を作りそれを証明することに重点を置く普通の数学とは異なり、数理リテラシーでは数理を言語としてとらえ、意味を読み取り表現する力を身につけることを目的にしている。「数と量の表現」「大きいと小さい」「関数と変化の速さ」「平均変化率と微分変化率」「指数関数とべき関数」「物事を見るアスペクト」などの章で構成され、理科系だけではなく文科系の読者も対象に、ていねいにわかりやすく解説。日常使っている自然言語リテラシーに数理リテラシーが加わることで文化的・知的営為の領域が倍加されるであろう。
1.加え合わすことの出来るものと出来ないもの
2.数と量の表現
3.数の数え方の2とおり
4.差が大切な事柄と比が大切な事柄
5.大きいと小さい
6.関数と変化の速さ
7.平均変化率と微分変化率
8.細かく分けて足し合わせる積分
9.微分と積分の使われ方
10.指数関数とべき関数
11.重ね合わせの出来るものと出来ないもの
12.物事を見るアスペクト
13.相関という概念
14.原因と結果の葛藤
15.数学と数理リテラシー