感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろまによん
7
基礎基本はこれで十分。あとは個別の問題をどちらの立場から見ていくか、それだけに尽きる。入門なのは間違いないが、一通り世界史をなぞってからの方が無難。知らないと多分3割くらいしか理解できない。2014/11/28
yo
6
国際政治というものの基礎を、著者なりの章立てで説明する入門書。かなり平易な表現と、さまざまな事例を用いて説明するので、非常にわかりやすい。ただし、著者はおそらくリベラリストに属すると思われ、現代の軍事力の重要性は相対的に低下していると考えている。また、国内政治にかなり注目して、外交政策に全体の5分の1を割いているので、ウォルツみたいなネオリアリストからしたら、重要でないことをやたら書き連ねているとの印象にもなりかねない。また難点としては、理論ごとに章が分かれていないので、1番最初に手に取る本ではないかも。2015/08/25
takashi1982
4
今、出ている国際政治のテキストのなかでは群を抜く出来ではないか。「まえがき」にもあるように現代の事例研究は載ってないが、そうした事例を研究するための思考を養う歴史的事例や国際政治の理論を非常に分かりやすく論じている。
ようへい
2
第1部から4部までリアリズムをその成立から詳しく説明する。第5部では、アダムスミスからの経済リベラリズムを分析する。その特徴として相互依存、地域統合そして国際体制をあげる。特に、国際体制では、コヘインの覇権安定論からその後の国際体制が何故崩壊しなかったのかをおもに国家のコスト削減から理由付けする。国際貿易においては、国家には埋め込まれた自由主義が裁量を保証するがグローバル化には不確実性が高いことを警告する。現在の自由主義を相対化して考えることができる。教科書の構成で読みやすい。2013/08/21
オランジーナ@
1
勉強になった。また読もう2022/09/24