出版社内容情報
今日の市場経済において企業経営者が果たす役割は極めて重要である。本書では経営者の機能を企業の継続性,適法性,効率性の確保と定義し,これらを企業文化,経営理念の維持・改変,企業倫理,企業統治,経営戦略の策定と実施の視点から日米欧の状況を比較することで考察している。まず大企業経営者の社会的威信が日米欧でどのように異なるかを歴史的に概観,それが各国の企業や産業,経済発展にどのような影響を及ぼしたかを解説している。
1.経営者機能
2.企業理念
3.企業文化-類型と経営成果
4.企業文化-形成と変革
5.企業倫理-制度的側面
6.企業倫理-利害関係者 日本・ドイツ・フランス
7.企業倫理-利害関係者 アメリカ・イギリス
8.企業統治
9.日本の企業統治改革
10.アメリカの企業統治改革
11.イギリスの企業統治改革
12.ドイツの企業統治改革
13.フランスの企業統治改革
14.企業統治の有効性と限界
15.企業戦略と経営効果