感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃむこ@読メ11年生
4
前巻で待望の第一子が生まれ、勇み足でヘタ打った灰原が金融屋廃業・土建屋に再就職。山奥のダム建設現場の飯場に缶詰となり、そこでひと騒動に巻き込まれる。建設業界に身を置く者としては、労災隠しなど業界内での問題を取り上げており興味深い。後半に元同僚・雨宮利加子が灰原のいる現場を訪れ、巻末では金融業界に戻ってくるよう説得する。今回は金融業界に戻る灰原の準備期間と捉えたい。2013/02/02
Worldさん
1
土建作業員として働く灰原、作中では建設業界の闇が描かれる。公事業の労災隠しや丸投げするゼネコンと親会社に逆らえず中抜され工期も押し付けられ低賃金で働き続ける子会社が当然のようにある施工体制。そこに留学生を絡めてくる、うまいなあ。2023/12/04
絵具巻
1
文京区立根津図書館で借りました。2017/10/04
もくもく
1
灰原が土木作業員に。建設業界の矛盾や問題点とか考えさせられる内容ですね。灰原は金融業に戻るのか、続きが気になります。2014/08/14
TERu☆
0
失業と思いきや、ダム工事現場で働き始める灰原。 金融業界のを題材とした話は一時お休みだけど、建設現場にある労災などの問題を扱っているところがナニワ金融道らしいかな。2012/12/17