内容説明
日本の美しい言葉で、心は豊かになる。齋藤孝が選ぶ、大和言葉350語を収録。
目次
序章 大和言葉の6つの魅力
第1章 心に響く大和言葉
第2章 心を届ける大和言葉
第3章 心を包む大和言葉
第4章 心をつかむ大和言葉
第5章 心を彩る大和言葉
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社文庫、毎日出版文化賞特別賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)など多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yamazon2030
24
2016年(11)読了日本で使われることばは大雑把に3つある。中国語由来の「漢語」欧米から来た「外来語」日本古来からの「大和言葉」。この大和言葉についての入門書。大和言葉には相手を思う心がある。例:◯◯のお陰で・お骨折り・身に余る などまた大和言葉には、豊かな表現がある。例:日溜まり・うららか・せせらぎ など大和言葉を素敵に使える大人になりたい!2016/03/10
ぷれば
21
日本人の繊細な感性がこめられた大和言葉。日本で生まれ、発達してきた固有の言語には、季節や自然、時の移ろい、思いやる心や感謝、美しく豊かなやまとごころにあふれている。本書には「心」に響く、届ける、包む、つかむ、彩るの5章に分類し解説。各章ごとの締め括りに古典や名作にみる代表例を掲載、わかりやすくまとめられている。2016/02/23
zoe
16
最近、理系の本ばかりで、逃避したくなり、前回に続き日本語の本。多分、1/5も普段使いしていない。こんな事でいいのか日本語。日常からみんなで使わないと、廃れてしまいますね。地球規模でのダイバーシティとインクルージョンと言いますが、p164の 日本の美しさを表現した女性言葉という所で、ハラスメントコードにかかるかななどと一瞬でも思った自分が情けない。基本となる個性的な文化が無かったら、そもそもダイバーシティって何ですか?です。2020/08/15
ぼにー
11
大和言葉のお勉強手始めに「声に出して使いたい大和言葉」読了。自然に使っている言葉の語源とか分かって面白い。”現”を“うつつ”と読むとか知らなかった(^^)謝罪、感謝に添える言葉とか使える。2016/12/31
BEAN STARK
9
美しい日本語である大和言葉がたくさん紹介されていた。「お・も・て・な・し」もそう。2016/02/17