内容説明
ダラスでニックと会ったボブはFBIの覆面潜入捜査官に任命され、大統領暗殺現場の調査を開始した。しばらくすると、現場周辺にアプタプトン殺害に使われたと思しき同車種の車が姿を現すが、ボブはその車をおびき出し、運転する殺し屋を射殺する。JFK暗殺事件になぜロシア人殺し屋なのか。ボブは捜査のため今度はモスクワへ飛んだ。そして、捜査を進めるボブの頭の中にJFK暗殺事件とその30年後に起きた要人暗殺事件(『極大射程』)との驚くべき関連が次第に浮かび上がってくる…。
著者等紹介
ハンター,スティーヴン[ハンター,スティーヴン] [Hunter,Stephen]
1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。68年ノースウェスタン大学卒業。71年ボルティモアサン紙に入社。書評担当などを経て映画批評担当になる。96年ワシントンポスト紙に転じ、映画批評部門のチーフとなる。2003年ピューリッツァー賞(批評部門)を受賞
公手成幸[クデシゲユキ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
at-sushi@ナートゥをご存知か?
54
下巻に入っても、第二楽章が異常に長いクラシックのようにダラダラと続く首謀者の独白。実際に使われた銃や弾丸のスペックから導き出した著者の仮説は面白いのだが、「ランボー」や「ジョン・ウィック」的なボブ無双を求めてるのに、ダルいドキュメンタリーを観させられてるようで何度も寝落ち。 頁数も残り僅かとなってようやくお待ちかね無双&鉄壁の尻タイムとなるわけだが、タメ過ぎにも程があるやろ、と。2021/02/11
サトシ@朝練ファイト
36
やっと読了。いい作品なんだけど、キングの「11/22/63」を読んだ後ではややツラかった。2015/02/28
つーこ
31
銃マニアの彼ならではのJFKの解釈といったところでしょうか。ホントもうね〜「銃の事をそんな嬉々として語られても、よく分らんです!」って何度も言いたくなりました。JFK事件の決着の付け方には大変興味ありましたけど、ストーリー自体はどうなの?後半はJFKではなく、スワガーと犯人の対決だったし、そもそもこの事件、スワガーが解決したんだっけ?って感じ。だって犯人の回顧録をただ読んでるだけっていう感が否めず・・。2014/03/13
Cinejazz
28
〝 J.F.ケネディの狙撃犯と目されたオズワルドが発射した弾丸は2発のみで、大統領の致命傷となった第三の銃弾は、別の建物(ダル・テックス・ビル)から別の射手による発砲だった! 〟・・・逮捕されたオズワルドは、護送の途中で射殺されており、真相は闇の中に埋没した・・・。 66才の老体に鞭打ち、身を挺して真相に迫る伝説のスナイパ-<ボブ・リ->は、暗殺事件の背後で操る謎の人物を突きとめ、決戦の場に挑むことに。〝 ・・・あの若い大統領がキュ-バか何処に派兵して、侵略を行うという事態は回避↓ 2024/04/02
み
25
下巻は慣れたか読みやすくなりました♪ボブさん、三途の川渡らなくて良かったぁ。子供の時に亡くなったのに、“おやじ”とは呼ばないんじゃない?と、どうでもいいことを思いました。んで、ニックさんは返り咲きするのか??2021/08/20