不謹慎―酒気帯び時評50選

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不謹慎―酒気帯び時評50選

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594066413
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「変化」に幻滅してやっと成熟に向かう。排外主義は感情、保守は価値観である。30円で幸せになる能力を教養と呼ぶ。個性的であろうとしなくていいんだよ。思考にアソビがない純粋病は暴走する。3.11を挟む1年半・50回の対談集。

目次

単なる保守反動ではない「茶会」。「真のアメリカ人」とは誰なのか?
国境紛争だらけのロシアで、北方領土なんて二の次のはずだ
尖閣問題で興奮してる自称・保守の人たちは、単にヒマなのか
“赤い官房長官”と言われるけど、今どき右/左でもないでしょう
海老蔵よ、暴れるのはいいけど一流の“悪い人”と遊んでほしい
たった30円でハッピーになれる能力を「教養」と呼ぶ
「チェンジ」に幻滅した私たちは、やっと絶望という成熟に向かう
「保守」と書いて「チビ」と読む?日本と世界の「小さい人」を考える
“民衆が立ち上がったSNS革命”だけでは語れない複雑な事情
「55年体制」と同時に誕生して3月末でなくなる「赤プリ」にて〔ほか〕

著者等紹介

坪内祐三[ツボウチユウゾウ]
1958年東京都生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部英文学科卒業、同大学院修士課程修了。文芸クォリティマガジン『en‐taxi』(扶桑社)の編集同人をつとめる

福田和也[フクダカズヤ]
1960年東京都生まれ。文芸評論家。慶応義塾大学文学部仏文科卒業、同大学院修士課程修了。現在、慶応義塾大学環境情報学部教授。『en‐taxi』の編集同人をつとめる

石丸元章[イシマルゲンショウ]
1965年千葉県生まれ。ライター、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

39
週刊SPAで連載されている坪内祐三&福田和也の時事放談をまとめた本。2011年の話題なので東日本大震災や立川談志の死などがあり、時事本なのにどこか古びないものがある。ゲストの重松清が言う様に、大半はどうでもいい事ばかり。そこが良いのだ。時事・芸能・スポーツ・政治・文学・歴史・グルメ等などの話題が縦横無尽である。この二人の意見はいつも気になる。ものを知る事は楽しいと思わされる。30円でハッピーになれるのが教養だという意見にはつくづく同感。この本もブックオフで108円で買ったがハッピーな気分である。2015/09/21

阿部義彦

18
図書館本。坪内祐三さんと福田和也さんがはるか昔に週間SPAでやっていた対談「これでいいのだ」の2010年11月から12年6月までをまとめたものです。お二人とも私より1から3歳年上、『文壇アウトローズ』と名乗って、馴染みの居酒屋、バー等で酒を混じえて、楽しそうに話に花を咲かせます。しかし読書家だけあって、本当に知識の量が半端ないです、オールジャンルオーケーでほぼノープランでその場に赴き、ノリでテーマを決める事もしばしば。歴史、文学、映画、歌舞伎、ロック、落語、相撲、何でも永遠に喋り続けそう。これぞ生き字引!2022/12/17

いづむ

6
このお二方の対談、刺激的です。読んでいて自分も口を出したくなったり、激しく同意したり、知らない世界を垣間見られて驚いたり感心したり、掘り下げて知りたくなる事象に出会ったり、興奮しながら読んでいます。発言の背後にある膨大な知の体系、体験、教養にもっと触れたくなり、ここから読書の幅が更に広がります。2012/07/31

ことぶき2011

5
単純にめちゃめちゃ面白いんだけど、すっごく勉強にもなります。これからもずーっと酔いどれ対談続けてください♪2012/08/19

やぶチャン

4
★★★★☆お二人の博学には驚き、「つまらない」と「わからない」は違うという事つくづく感じさせられました。2012/10/15

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