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扶桑社新書
就職、絶望期―「若者はかわいそう」論の失敗

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594064198
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C0295

内容説明

就活批判、中高年叩き、欧米礼賛―安易な議論と税金バラ撒きの末に“絶望期”がやってくる。人事の現場を知り尽くしたエキスパートが警告。

目次

序章 企業だけが得をする若年雇用が始まる
第1章 超大手企業ばかり見るから間違える(「超大手企業」はホンの一部に過ぎない;「フリーターは正社員になれない」というウソ ほか)
第2章 にわか雇用論者たちを信じるな(採用の後ろ倒しで、内定率は3割下がる;もうこれ以上、採用活動は早期化しない ほか)
第3章 なぜ行政は失策を重ねるのか(「識者が騒げば予算が増える」という行政のカラクリ;「既卒3年=新卒扱い」で、またも税金バラ撒き ほか)
第4章 問題の本丸に迫る!(非正規=若者という大きな誤解;「高卒かわいそう」論のホント ほか)
第5章 教育・雇用の一体改革案(就活が消えたら、大学に何が残るのか;「企業と大学に大金をバラ撒く」から「学生重視の政策」へ ほか)
対談 日本型雇用がダメなのか、大学生がダメなのか―超・就職氷河期の真実

著者等紹介

海老原嗣生[エビハラツグオ]
1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルート人材センター(現リクルートエージェント)に入社。新規事業企画や人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所へ出向、研究機関誌『Works』の編集長に。専門は人材マネジメント、経営マネジメント論など。2008年にHRコンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げ、代表取締役に就任。また、リクルートエージェント社のフェローとして、同社発行の人事・経営誌『HRmics』の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じょな

4
マスコミがあげる煽られ数字をズバッと斬る 数字の操作が多分にあることが分かった 既卒3年で再就活を目指す人には背中を後押しする本になるでしょう 後半には新しい改革案も掲載 なかなか面白い取り組みもあり考えさせられる本だった 就活が学業の邪魔をしていると言うがやはり大学生は勉強なんかしていないし4年生なら単位も取り切ってなおさら・・・そんな当たり前のことを声だかに語ってくれました 2015/02/17

キムチ27

4
薄い新書なのに、なかなかのモノ。ひところ巷を賑わせたコメンテーターをばっさり切っているのも快哉。 お粗末批評家に多い「あれもあかん、これもあかん、何をやってんだ!」と云う述べ方でなく、データを分析して、過去から、今日に繋がる施策等も料理し、コメントしている。真紀子さんで問題になった「低レベルの大学論」も納得。最後の対談はなかなか妙を衝いていて頷かされる。 平成も20年たった・・そら「昭和的価値観に苦しめられる」なんだなぁ~ 改めて自らの脳みそに風を送りいれて貰ったのを感じる。温故知新だわ。2012/12/24

復活!! あくびちゃん!

2
良書。人事担当者の間では常識のことも、世間では非常識になるということを、統計データを使って証明している。しかし、マスコミをにぎわす“にわか雇用論者”は、何故根拠もなく、そんなに無責任な話をできるのだろう。また、その裏付けも取らず、広めてしまうマスコミって…。本質を知らないと、対策を間違える典型的な例だと思いました。2012/10/08

Takeshi Nakajima

1
就職についての議論になっている部分を数字を使って解説がしてありました。2015/10/25

konpeyy

1
今の「新卒一括採用=悪」論をバッサリ斬る。自分も今まで誤解をしてた…orz2012/08/15

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