内容説明
数字が解き明かす、渋滞、選挙、ハチの巣、貝殻、宝くじ、高校野球…の秘密。身近にあふれる数字の魅力と不思議。
目次
第1章 自然・宇宙編
第2章 生活編
第3章 社会編
第4章 技術編
第5章 テレビ・スポーツ編
第6章 ビジネス編
第7章 伝統編
第8章 芸術編
著者等紹介
秋山仁[アキヤマジン]
数学者、ヨーロッパ科学院会員、日本文藝家協会会員
松永清子[マツナガキヨコ]
早稲田大学理工学部数学科卒。ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へくとぱすかる
9
数学のエッセイだと、どこかで聞いたような話の再録が多いのだが、これはちがった。新しい話題が多いので新鮮さが楽しめた。「離散数学」というのに興味が出てくる。何かひとつの数式で解決するというより、場合分けで考えていく過程が手仕事的でおもしろい。にもかかわらずコンピュータ科学の対象なんだなぁ。2014/01/25
KTakahashi
2
産経新聞の連載をまとめたものです。限られた文字数の中でわかりやすくまとめるのに苦労したのだろうと想像してしまいました。2019/08/09
ゲンゲン
2
具体例と理論が結びつけられて興味深い内容ばかりだった。前から気になっていた複利計算で登場するeを用いるとローンの支払う利息を簡略的に求められることが分かった。試しに手元でローン計算すると、年利3%で35年ローンだと借り入れ金の約2.7の1.05乗になる。この計算でなぜ35年ローンか分かったような気がした。35だと利息が3%付近でちょうどeに近づくからではなかろうか。35年ローン年利2.85%で丁度eになり、すなわち借入金の2.7倍になる計算だ。この利息は昔よく見た利息に他ならない。2016/10/04
かめかめ
1
数学っていうと毛嫌いするひとも多いのですが、この世の中はいたるところに数学があるのです。気がついていないだけなのです。生活の知恵のような実用的なものもたくさんあるのです。2010/08/12
ホウジ
1
身近な生活に潜む数学の話題が満載。個人的にはあみだくじに当たる確率を高める方法が眼から鱗だった。2010/03/06