内容説明
古田敦也の半生記。プロ野球選手として驚異的な成績を残しつつ、球界再編にも大きな影響を与えた男はいかにしてつくられたのか?スポーツノンフィクションの名手が、入念な取材でその半生に迫る。
目次
第1章 稀代のキャッチャー(上原浩治の宝物;台湾、五輪最終予選の夜 ほか)
第2章 挫折と苦闘の日々(新設校の弱小野球部;狭いグラウンドで目覚めた才能 ほか)
第3章 2004年、球界再編騒動(恐るべき同期生;2004年夏、日本球界 ほか)
第4章 それから(妻に見せた涙;引退会見の様々な思い ほか)
著者等紹介
金子達仁[カネコタツヒト]
スポーツライター。1966年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学卒業後、『サッカーダイジェスト』編集部を経てフリーに。1997年、サッカー・アトランタオリンピック代表を取材した『叫び』『断層』でミズノ・スポーツライター賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュンジュン
3
スポーツノンフィクションの分野を切り開いた金子達仁氏、あとがきの「(対象者の)懐に飛び込めなかった」とは、おそらく本音だろう。「泣き虫」には確かにあったパッションを、本作では感じ得なかった。2017/09/30
ホリエンテス
2
古田の選手としてだけでなく選手会長としての球界再編騒動のエピソードが多かった。監督兼任時代の苦悩も知りたかったなぁ。でも面白い本だった。金子達仁はインタビュー作品向きなのかもしれない。2012/05/27
oguogumc
1
古田と矢野の対談はおもろかった。2015/07/12
abebe
1
ちょっと金子さんらしくない感じでした。あとがきに書かれてるように本人ではなく周りに取材した古田さんの半生が書かれてます。2012/11/27
zami
1
ヤクルト古田敦也にスポットを当てた本です。 もうちょっと『古田敦也』について書いて欲しかった。 古田敦也について知ったことは、野球センスの塊だということ。 僕は失礼ながらそこまでセンスがあるとは思っていなかった 2009/09/21