必要悪

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594055233
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

内容説明

伝説の特捜検事・田中森一は、闇世界の弁護人へと転向。現在は石橋産業手形詐欺事件の刑事被告人であり、最高裁の判決を待つ身である。一方、ヤクザの息子として生まれ育った宮崎学は、革命を目指し学生運動に邁進。その後、グリコ森永事件の真犯人と疑われる。本書は、同時代に「極限」を体験した者同士の、奇跡の対談である。

目次

はじめに 田中森一―弁護士になるまでお金持ちは『悪』だと思っていた
年表 戦後史を駆け抜けた『闇の守護神』と『突破者』の半生
第1章 バブル―カネの魔力と享楽
第2章 司法官僚―官僚支配国家の矛盾
第3章 裏社会―裏と表は渾然一体
おわりに 宮崎学―私と田中森一は、塀の上を疾走する快楽を知っていた

著者等紹介

田中森一[タナカモリカズ]
1943年長崎県生まれ。岡山大学在学中に司法試験に合格。72年検察官任官。大阪地検特捜部、東京地検特捜部などで活躍。87年に弁護士に転身。2000年に石橋産業手形詐欺事件の被疑者として東京地検特捜部に逮捕・起訴され、現在上告中

宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年京都府生まれ。早稲田大学在学中は日本共産党のゲバルト隊長として名を馳せる。雑誌記者、実家の解体業経営などを経て、その激動の半生を綴った『突破者』(南風社・96年)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。