内容説明
「自分の価値判断」は、“脳の快感”に支配されていた。脳科学の専門家が、「ブームを作るしくみ」を徹底解説。
目次
第1章 一大ブームが起きる理由
第2章 あの店に行列ができる理由
第3章 ベストセラーとクチコミの関係
第4章 脳はブランドに騙される
第5章 ゴッホもブランドだった!
第6章 病気マーケティング
第7章 健康法ブームにもウラがある
第8章 クチコミに騙されない方法
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年山梨県甲府市生まれ。脳血流量や血圧変動から見た自律神経機能の研究など、神経内科を専門とする一方で、老人医療、痴呆問題にも取り組む。1990年、看護雑誌の連載を機に著作活動を開始。1998年に聖マリアンナ医科大学第二内科助教授の職を辞し、本格的な著作活動に入る。現在も診療を続けつつ、医学ミステリー、小説、エッセイ、実用書など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
13
世の中の流れというのは,理論を超えた所にえる.ネットの普及によりマスコミの力は衰えたかもしれないがまだ充分健在であり,また,新しいクチコミの場も生まれている.ただ周囲に流されるのではなく,自分で考えて選びとることが大切である.2012/10/14
シン
8
特に目新しいことはなく。2007/01/26
Humbaba
5
人は,考えているようでいて,意外と考えていないことが多い.自分の頭で考えるよりも,周囲から得られる情報をそのまま鵜呑みにしてしまうと,意識できないままに誘導されてしまう.2012/02/28
Humbaba
5
価値判断というのは,自分だけで完遂されるものではない.自分がどれだけ満足するのかは,周囲の言葉によって大きく変化する.そのため,自分にとってはなぜブームになったのかが全く理解出来ないという現象も起こり得る.2011/04/21
まさお
2
自分も含めていかに日々周りに影響されて生きているといことがよくわかる一冊でした。2015/10/04