男と女、―二つの“性”がある理由

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  • サイズ B40判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594051501
  • NDC分類 491.35
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「なるほどそうだったのか!」と、思わず膝を叩いてしまうエピソードが満載!
なぜ生き物には♂と♀がいるのか? そんな壮大なテーマを、2人の著者が自らの身のまわりにいるヒトをはじめ、昆虫、トリなどをネタに軽妙な対話を繰り広げる。文学者と生物学者ならではの深淵な知識から出てくる「コール&レスポンス」は、壮大なテーマを身近に下ろし、読む者を引きつけてやまない。

内容説明

♂と♀、どっちが得か。「虫」に詳しい仏文学者と、気鋭の進化生物学者が、自らの周囲の人間、哺乳類、鳥類そして昆虫類などをネタに、男と女、雄と雌の不思議な現象を紐解く。

目次

男女分業、一方がラクな場合も
女性の甘えは男性が好むから?
いつまでも子供でいたがる文化
「大人になる」の中身が変わった
日本の夫たちは自立していない?
「夫の悲哀」って本当は
声の調子に映る夫婦の関係
性転換した「女性」進化生物学者
「男」「女」だけでは割りきれない
複雑なプロセスで決まる雄と雌〔ほか〕

著者等紹介

奥本大三郎[オクモトダイサブロウ]
1967(昭和42)年東京大学文学部卒。横浜国立大学助教授などを経て、埼玉大学教養学部教授。専門は仏文学、博物学。A・ランボー研究とともに昆虫好きで知られ、昆虫・人間・文化と活躍分野は幅広い。2006(平成18)年3月、自宅敷地にファーブル昆虫館「虫の詩人の館」を開設。『ファーブル昆虫記』の完訳に取り組んでいる。JTB紀行文学大賞、サントリー学芸賞、産経児童出版文化賞など受賞

長谷川眞理子[ハセガワマリコ]
1976(昭和51)年東京大学理学部卒。同大学助手、専修大学教授、イェール大学客員準教授を経て早稲田大学政経学部教授。現在は総合研究大学院大学先導科学研究科教授。専門は行動生態学、進化生物学。日本動物行動学会会長。人間の行動や心理を生物進化の視点から研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

11
文通みたいな感じで、奥本さんと長谷川さんが交互にやりとり。フィールド観察を含む、生き物をたくさん見てきた二人の「人間って…」というやりとり。へ~!かもね!ないない!など、あっさり読むと面白い。奥本さんが典型的な男の発言をすると、長谷川さんが気を使いつつ軌道修正。生き物のプロというより、男代表と女代表の典型的な会話?かな。2019/10/06

かよこ

5
逸脱したテーマが多くて残念。ショウジョウバエの話は面白かった。友人にこの本の話題を出して、女性の社会進出(社会差別)について話を振ったところ「女性の社会進出を阻んでいるのは女性だ」と言っていて、びっくり。「バリバリのキャリアウーマンは、結婚や出産を諦めている人が多い。結婚出産をしている人に嫉妬しているから、キャリアを手に入れたがる母に優しくない」。ちょっと納得。どっちも手に入れられる世の中になったら素晴らしいけど、実際今私は、キャリアウーマンに嫉妬してると思う。人生長いから、できる事を色々模索したい。2014/09/10

yurari

2
予想通り違い、サイエンス寄りの話が多く結構楽しめた。内容とは関係ないけど、本が小さくて字が大きいので、ページをめくる回数が多くて大変。装丁がよくない。。2014/09/06

ハナ

2
途中までは面白かった。生き物のお話。最後のほうは生き物とか関係なかった。「最近の若者はけしからん」っておっさんとおばさんがお話している感じ。2013/06/08

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