一炊の夢

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594035761
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

内容説明

“しなやか革命”に挑む著者の美しくも儚き食の遍歴が、今、明かされる。長野県知事・田中康夫の“食”の原点。

目次

自分の金で食事する。他人の金で食事するのを潔しとしない
元祖「クリスタル族」の祖母に連れられて、幾度と無く訪れた味
俵屋の女中さんから教えられた、得も言われぬ至福の味
ミシュランで3つ星。世界の食通が参集する比類無き“奇蹟の料理”
お気に入りは「太肉麺」。鼻の面皰で難儀した19歳の思い出
十有余年で究めた、大阪の商人らしからぬ温性溢れる一家の味
留年時代を思い出すパイケーキと制服は、未だ変わらぬ魅力
酪農のみならず乾酪は、チューリッヒを想起する神戸市の奇跡
微妙な均衡がイケてる丸麺麭とジェラートは、極めて良質な軽食
此の時期旬な鱧料理は、西日本に相応しい食材なれど、印象薄き味〔ほか〕

著者等紹介

田中康夫[タナカヤスオ]
長野県知事、作家。1956年、東京都生まれ。一橋大学法学部卒。小学校2年から高校卒業までを長野県で過ごす。大学在学中に書いた『なんとなく、クリスタル』で、’80年文芸賞を受賞。’95年には阪神・淡路大震災後の神戸でボランティア活動に従事、神戸“市営”空港建設の是非を問う市民運動にも積極的に取り組む。’00年、長野県知事選に立候補、前知事の後継者として出馬した元副知事を11万票以上の大差で破り当選
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