扶桑社ミステリー<br> EQMM90年代ベスト・ミステリー 夜汽車はバビロンへ

扶桑社ミステリー
EQMM90年代ベスト・ミステリー 夜汽車はバビロンへ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594029838
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

90年代の短編小説はヴァラエティーに富み、多くの実験が行なわれました/このアンソロジーの意図は、今日のミステリー・ジャンルの視野をできるだけ幅広く提供することです/そういう多様性の中に90年代のキーワードを一つ見つけるとすれば、それは「質」です。本書の寄稿作家全員が重要なミステリー賞の受賞者か候補者であり、多くが作品をテレビや映画でドラマ化されています。読者の皆様には、市場ではなく、創造性が優れた物語の進む方向を示すということを本書で実感していただければ幸いです。

著者等紹介

マキナニー,ラルフ
1929年にミネソタ州ミネアポリスで生まれた。G・K・チェスタートンの専門家でもあるが、本職はノートルダム大学の哲学教授。哲学書や宗教学、倫理学の専門書は’61年から執筆しているが、’67年刊の普通小説「Jolly Rogerson」が小説デビュー作。’77年刊の「Her Death of Cold」よりロジャー・ダウニング神父もののミステリー小説を書き始めた。かつてNHKで放映していた番組「名探偵ダウニング神父」の原作である。長編は邦訳されていないが、短編では「裏庭の赤ん坊」(「ミステリマガジン」(HMM)’89年5月号)の一編が訳出されている。モニカ・クイル(“筆名”という意味)名義では、シカゴの女子修道院長シスター・メリー・テレサ・デンプシーものを’81年より書き始めた。長編は邦訳されていないが、短編では「ミス・バターフィンガーズ」(EQ’94年1月号)が訳出されている。そのほか、’97年からはノートルダム大学ものや、エドワード・マッキン名義でニューヨーク市警ジェイムズ・ブルームものも開始した。本編「ホール・イン・ツー」(「エラリー・クイーンズ・ミステリー・マガジン」(EQMM)’97年8月号掲載)はノンシリーズ。’90年後半、マキナニー名義でもクイル名義でもノンシリーズをEQMMに、ダウニング神父ものは「カソリック・ドシエ」誌に寄稿している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

41
レズニック&グラビアンスキ!いい!も〜、色男+いい男+ネコ‘sって最高の組み合わせじゃまいか。短編でも長編読んだくらいのインパクトある。紹介してくれた読み友さんありがとう!文庫タイトルになってるブラッドベリの「夜汽車はバビロンへ」は主人公がジタバタしてるけどどうもパッとしない。あとヴァクスの短編は主人公が悪すぎで胸くそ悪いぞ。ラストの「ルミナリア〜」は、ばーさんの平穏な生活がどうなってしまうのか気が気ではなかったが、いやはや。年寄り怖い。2018/10/27

ネコベス

33
ミステリ雑誌EQMMの中から90年代に掲載された12作を収録したアンソロジー。私立探偵ジョン・カディが活躍するジェレマイア・ヒーリイ「石の家の悲劇」、お人好しの中年黒人探偵ジョー・シックススミスが奮闘するレジナルド・ヒル「この葬儀取りやめ」、不思議な余韻を残すラストが印象的なレイ・ブラッドベリ「夜汽車はバビロンへ」、崖の上の僻地で暮らす老婆の下に突然訪れた親切なカップルのたくらみが不気味なジャネット・ラピエール「ルミナリアでクリスマスを」が良かった。2020/05/09

小物M2

1
○ラルフ・マキナニー「ホール・イン・ツー」○アンドリュー・ヴァクス「引きまわし」○ジャニス・ロウ「銀幕のスター」◎ジョージ・C・チェスブロ「名もなき墓」○ルース・レンデル「衣装」○ジェレマイア・ヒーリイ「石の家の悲劇」○キャロリン・G・ハート「追憶」○レジナルド・ヒル「この葬儀取りやめ」△ケイト・ウィルヘイム「キリストの涙」○レイ・ブラッドベリ「夜汽車はバビロンへ」○ジョン・ハーヴェイ「無宿鳥」○ジャネット・ラピエール「ルミナリアでクリスマスを」2024/04/15

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

0
2001年1月6日

0
あんた、水平マンボってのを聞いたことあるかい?2010/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/61224
  • ご注意事項