内容説明
90年代の短編小説はヴァラエティーに富み、多くの実験が行なわれました/このアンソロジーの意図は、今日のミステリー・ジャンルの視野をできるだけ幅広く提供することです/そういう多様性の中に90年代のキーワードを一つ見つけるとすれば、それは「質」です。本書の寄稿作家全員が重要なミステリー賞の受賞者か候補者であり、多くが作品をテレビや映画でドラマ化されています。読者の皆様には、市場ではなく、創造性が優れた物語の進む方向を示すということを本書で実感していただければ幸いです。
著者等紹介
マキナニー,ラルフ
1929年にミネソタ州ミネアポリスで生まれた。G・K・チェスタートンの専門家でもあるが、本職はノートルダム大学の哲学教授。哲学書や宗教学、倫理学の専門書は’61年から執筆しているが、’67年刊の普通小説「Jolly Rogerson」が小説デビュー作。’77年刊の「Her Death of Cold」よりロジャー・ダウニング神父もののミステリー小説を書き始めた。かつてNHKで放映していた番組「名探偵ダウニング神父」の原作である。長編は邦訳されていないが、短編では「裏庭の赤ん坊」(「ミステリマガジン」(HMM)’89年5月号)の一編が訳出されている。モニカ・クイル(“筆名”という意味)名義では、シカゴの女子修道院長シスター・メリー・テレサ・デンプシーものを’81年より書き始めた。長編は邦訳されていないが、短編では「ミス・バターフィンガーズ」(EQ’94年1月号)が訳出されている。そのほか、’97年からはノートルダム大学ものや、エドワード・マッキン名義でニューヨーク市警ジェイムズ・ブルームものも開始した。本編「ホール・イン・ツー」(「エラリー・クイーンズ・ミステリー・マガジン」(EQMM)’97年8月号掲載)はノンシリーズ。’90年後半、マキナニー名義でもクイル名義でもノンシリーズをEQMMに、ダウニング神父ものは「カソリック・ドシエ」誌に寄稿している
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感想・レビュー
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くたくた
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小物M2
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丰