扶桑社ミステリー<br> 長い夜の果てに

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扶桑社ミステリー
長い夜の果てに

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  • サイズ 文庫判/ページ数 583p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594024468
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イギリスの田舎町の協会に勤める眉目秀麗な青年ティムは、かつて古生物学者のイヴォーと知り合い、男同士の恋に落ちた。しかし次第に彼を疎ましく思うようになったティムは、共に参加したクルーズ旅行の寄港地で魅力的な女性に出会ったことから、ある重大な罪を犯してしまう。そして今、ティムのもとには、その罪を告発するかのような差出人不明の手紙が次々と舞い込み、いつしか彼は亡霊の影に悩まされるようになった…。巨匠ヴァインが小説技術の粋を尽くして紡ぎ出した、悪夢と幻影のタピストリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

21
実は好きな顔は男女変わらないのでは?と思いました。ちょっとゴシックぽく始まります。2021/03/09

くり坊

11
もう何度も読んでいる本だけど、連休の徒然にまかせ何度目かの再読。バーバラ・ヴァイン(ルース・レンデル)の作品は、邦訳が出ているものはほぼ全て読んでるけど、これが一番好きなような気がする。(未読1冊、読み終わっちゃうと未読作品が無くなってしまってので読まずに置いている。) レンデルは、気に入らないのや嫌いな作品もたくさんあるけど、この『長い夜の果てに』と『身代わりの樹』と『哀しきギャロウグラス』はしつこく何度も読んでしまう。いつも、どこが面白いんだろうと自分でも不思議だ。まあ、ロマンチックではある。2014/05/05

秋良

8
前に読んだ方の「440ページまでは頑張って」という言葉を励みに読んだ。確かに最後まで読めば亀展開を耐えたカタルシスが得られる…が、主人公が浅はかで利己的すぎてもう。何というか、殺人を犯した報いは受けたけど恋人を蔑ろにした報いは受けてないのが気になる。冷めたなら冷めたなりに、もう少し丁寧に話をしないとだし、何より他人のお金を平気で使うのはどうよ?(笑)2017/09/19

椿子

7
読書の楽しみを存分に味わわせてくれる本。ながーい間、物語に浸ることが出来ます。 隅から隅まで計算されつくしているのに、雰囲気があるというか、本当にヴァイン凄いな!と思わせてくれる作品。登場人物皆憎めない。ああこういう人いるよなーと(特にティム…) 主にイギリス・アメリカを舞台にしているはずなのに、何故かラテンの香りというかこうムンムンしたものも感じました。2011/03/31

タカギ

6
…………長い。『天使たちの課外授業』とかなら4冊分くらいはある。しかも同じようなことの繰り返し。桜庭一樹の読書エッセイで絶賛されていたので手に取った。解説によると、恋愛ミステリの一種らしい。途中で読むのをやめる人がいても不思議ではない、とも。同感。自分は読み始めた本は読み通したいので、そうするけども。途中でうんざりしているかたは、440ページまで頑張ってほしい。湿っぽいイメージがあるのは、海の場面が多いからかなあ。読書メーターへの希望:本のサムネイルのノーイメージを根絶してほしい…。2015/05/02

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