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ちきゅうの子どもたち (新版)

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 28cm
  • 商品コード 9784593505326
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

「いったい、どうなってるの?」ある日、ちきゅうがにんげんにいいました。「わたしをどうするつもり?海や川には、どくをながすし、空気はよごす。…」にんげんのじぶんかってなやりかたにがまんできなくなったちきゅうは、子どもたちにうったえます。おとなたちは、なにをいっても聞く耳をもっていなかったのでした。そしてついに、ちきゅうはじぶんのからだにぽっかりあなをあけて、子どもたちをのみこんでしまったのでした。そのなかで子どもたちはぐっすりねむりこんでしまいます。子どもたちがすがたをけして、おとなたちはかなしくて、なにも手につかなくなってしまいます。…自然破壊へのいかり、母なる地球と人間のありかたをするどく問いかけるメルヘン!6歳から。

著者等紹介

パウゼヴァング,グードルン[パウゼヴァング,グードルン][Pausewang,Gudrun]
1928~。チェコ生まれ。ドイツを代表する児童文学作家のひとりで、子どもの明るい未来を願い、戦争、環境、差別など現代が抱えるさまざまな問題を正面からみすえた作品を書きつづけている

フックスフーバー,アンネゲルト[フックスフーバー,アンネゲルト][Fuchshuber,Annegert]
1940~1998。ドイツ・マグデブルク生まれ。現在はアウグスブルクに住んでイラストレーターとして活躍している

さかよりしんいち[サカヨリシンイチ]
酒寄進一。1958~。茨城県生まれ。新潟大学でドイツ語と児童文学を教えながら、ドイツの児童文学、ヤングアダルト文学の翻訳紹介に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

20
アンネゲルト・フックスフーバー絵。さかよりしんいち訳。人間の自分勝手なやり方に我慢できなくなった地球は自分に穴をあけた子供達を飲み込んでしまった。自然破壊をメルヘンの形で鋭く問いかける。1990/06/16

遠い日

11
地球規模で、この地球に住む者全てが考え、早急に対策をとらねばならない環境問題にずばりと切り込む。経済優先で突っ走り、豊かさの指標をどこか見誤ってきたツケが回ってきたことを、今や誰もが知っているではないか。地球自身がその危機に対する声をあげた、守るべき未来のための本。2014/11/13

ののまる

10
これくらい荒療治しないと、人類は気づかないのかも。2016/02/05

ヒラP@ehon.gohon

9
20年前に、現在を予測したかのような絵本。予測して書かれた絵本だからか絵は辛辣です。 ストーリーも少し固いかも知れません。 しかし、なにより現在に通じるし、これほど環境を考えさせてくれる本はないとおもうのです。 入手が難しいらしいのが残念です。 2009/10/19

おはなし会 芽ぶっく 

8
『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介されていた本。この時代にピッタリな絵本。地球をダメにしている大人こそ読んでほしいと思います。地球のやりかたは少々荒療治かな?と感じますが、これくらいしないと理解できないでしょうね。私も子どもたちを隠れさせられる前に考えます。2021/01/18

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